【ジュネーブ時事】イタリア中部ラクイラで2009年4月に309人が死亡した大地震で、リスクを事前に住民に警告しなかったとして過失致死罪に問われた地震学者ら7人が一審で禁錮6年の有罪判決を受けた裁判で、ラクイラの上級裁判所は10日、全員に逆転無罪の判決を下した。 技術的に確立していない地震予知をめぐり、科学者に責任が問えるかどうかが争点となったが、二審は、事前警告については科学者に刑事責任は問えないと判断した。
【ジュネーブ時事】イタリア中部ラクイラで2009年4月に309人が死亡した大地震で、リスクを事前に住民に警告しなかったとして過失致死罪に問われた地震学者ら7人が一審で禁錮6年の有罪判決を受けた裁判で、ラクイラの上級裁判所は10日、全員に逆転無罪の判決を下した。 技術的に確立していない地震予知をめぐり、科学者に責任が問えるかどうかが争点となったが、二審は、事前警告については科学者に刑事責任は問えないと判断した。
カタルーニャ、非公式投票を強行=独立賛成派に勢い―州議会選、年明け前倒しも 時事通信 11月10日(月)6時9分配信 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州は9日、独立の是非を問う非公式の住民投票を実施した。投票者は有権者数約540万人の半数近くに達する勢いで、このうち大半が賛成票を投じたとみられる。多数の住民が独立を支持していることを国内外に示す州政府の狙いは一定の成果を上げる見通しで、独立を阻止したい中央政府との対立が激しさを増しそうだ。 欧州メディアによると、投票は州内約6700カ所のほか、東京を含む国外の約20都市で実施された。投票者数は、午後6時(日本時間10日午前2時)現在の集計で約200万人に達した。投票は10日以降も数日間受け付ける。賛否の内訳の暫定結果は10日にも示される予定だが、法的拘束力がないためこれが直ちに独立に結びつくことはない。 中央政府のラホイ首相は非
同性愛者が住みやすい国は?イスラム系は「No」スマトラ島ではむち打ち刑 産経新聞 11月8日(土)14時20分配信 同性愛者をめぐり、世界中で権利拡大を求める運動や法律を改める動きが活発化している。欧米では人権擁護の立場から同性婚を認める国が増える一方、アフリカ諸国やイスラム教国では依然としてタブー視扱いされ、「同性愛者には終身刑」という国さえある。そんな中で、米国の大手調査会社のギャラップ社が世界123の国や地域で、ゲイやレズビアンの暮らしを取り巻く状況について世論調査を行った。果たして同性愛者にとって最も住みよい国になったのはどの国か? ギャラップ社が2009年から13年まで、調査対象国の15歳以上のおよそ1000人に「あなたが住む街や地域は、ゲイやレズビアンにとって住みよい場所ですか?それとも住みにくい国ですか?」と聞いた。 回答は「住みよい国」「住みにくい国」「わからない。もし
【ジュネーブ時事】バチカン(ローマ法王庁)のイグナシオ・カッラスコ・デパウラ生命アカデミー会長は4日、末期の脳腫瘍を患っていた米国人女性ブリタニー・メイナードさんが薬物を服用して自殺したことについて、「(生命の)尊厳と自ら命を絶つことは別問題だ」と非難した。 ANSA通信によると、デパウラ会長は「人物については判断しないが、(自殺という)意思表明は批判されるべきだ」と指摘。ほう助を受けた自殺は「ばかげている」と言い切った。 メイナードさんはインターネットで「尊厳死」を宣言し、1日にオレゴン州の自宅で自ら命を絶った。生前に雑誌などに取り上げられ、尊厳死をめぐる議論を呼んだ。
【ダブリンAFP=時事】アイルランド航空に乗っていたイタリア人男性(56)が、使い捨てのコーヒーカップのふたに「エボラ熱注意」と落書きし、それを見つけた客室係がビックリ。当局に通報した。ダブリンの空港に到着後、旅客機ごと緊急隔離される騒ぎとなった。旅客機には乗客142人が乗っており、この男性は逮捕された。 10月31日付のアイルランドの裁判所の判決によると、事件があったのは30日。伊北部ミラノからダブリンへ向かっていた旅客機の機内で、問題の落書きが発見された。空港では緊急態勢が敷かれた。 男性は、翌日の法廷で平謝り。「娘が頼んだコーヒーに口を付けてしまった。パパが先に飲んだと潔癖症の娘に伝えようと書き込んだだけだった」と弁明した。 判決は「悪趣味な冗談だ」と批判し、ダブリンでホームレスを支援するカトリック系団体に2500ユーロ(約35万円)を寄付するよう命じた。
【ローマ福島良典】キリスト教カトリックの総本山にあたるバチカン(ローマ法王庁)は13日、カトリック教会が同性愛者を排除せず、受け入れるべきだとの見解を打ち出した。同性婚を認めるわけではないが、同性愛者に対する態度を従来の「非難」から「認知」へ転換した。フランシスコ・ローマ法王が掲げる「貧者の教会」路線の反映で、同性愛者団体は「大きな前進だ」と歓迎している。 【写真】すき家の前で同性愛差別への抗議のキスをする恋人たち バチカンで開会中の「家族問題に関する世界代表司教会議」で司会を務めるペーター・エルド枢機卿(ハンガリー)が13日、中間報告として発表した。会議では同性愛者や離婚した信徒へのカトリック教会の対応などが話し合われている。 中間報告は同性愛者について「キリスト教徒社会に寄与し、(優れた)特性を提供することができる」と評価。その上で「私たちは彼らを受け入れ、居場所を提供することが可
【ロンドン=内藤泰朗】ノーベル平和賞が発表された10日、ノルウェー・オスロの会場では、マララ・ユスフザイさんがまだ17歳3カ月であり、ノーベル賞史上初の10代の受賞者となることについての疑問が、記者団からノーベル賞委員会のヤーグラン委員長に浴びせかけられる場面もあった。 一人の記者が発表の後、挙手して「マララさんはあまりに若すぎる。まだ未来がある身であり、期待感で授賞するのはどうなのか」と疑問を投げかけた。 少女の受賞の是非については、マララさんが同賞有力候補に浮上した昨年来、議論が続いていた。同委員長は、マララさんは教育の重要性を示す「模範」であり、「少女が教育を受ける権利の代弁者だ」と指摘し、17歳の受賞の意味を強調した。
「全ての女性に教育を」。 その切なる願いを世界に発信した功績がマララ・ユスフザイさんのノーベル平和賞授賞につながった。ただ、世界的権威のある平和賞は伝統社会への欧米的価値観のさらなる流入とも受け止められ、イスラム教の保守的な思想の根強い故郷パキスタン北西部にさざ波を立てそうだ。 現地では、原理主義勢力タリバンだけではなく、一般市民も人権重視のマララさんについて「欧米化している」と距離を置く風潮もある。マララさんの活動を支援したいと意気込む友人らには、マララ派とみなされることが日常生活上の「重荷」になる恐れがある。 首都イスラマバードから車で約5時間。マララさんの故郷ミンゴラは、峠を越えた山間部にある。しかし、タリバンの襲撃を受けて重傷を負った事件からしばらくした後も、パキスタン軍治安要員がマララさんの通っていた学校前などに常駐。数年前までこの地を支配していたタリバンを警戒する異様な雰
【エディンバラ(英北部)時事】英北部スコットランドの独立の是非を問う住民投票が18日午前7時(日本時間午後3時)から全域で一斉に始まった。投票は午後10時(同19日午前6時)に締め切られ、即日開票される。公式結果の発表は19日午前7時(同午後3時)ごろになると予想されている。 直前の各種世論調査の総合結果によると、独立賛成が49%、反対が51%と依然としてほとんど差がない大接戦で、結果がどちらに転んでも不思議はない情勢だ。
【ロンドン時事】19世紀末のロンドンの売春婦連続殺人犯「切り裂きジャック」の正体は、ポーランド出身のアーロン・コスミンスキだった。英国人ラッセル・エドワーズ氏が近く出版する新著で、DNA鑑定により犯人の身元を初めて突き止めたと発表、「120年以上にわたる謎、ついに解明か」と話題になっている。 英メディアによると、「探偵」を自称するエドワーズ氏は過去14年間、「切り裂きジャック」について独自に調査研究を実施。2007年、競売に出された事件被害者のショールを購入したが、ショールには殺害犯のものとみられる体液が付着しており、専門家がそのDNAを解析した結果、コスミンスキの子孫のものと一致したという。
【パリ時事】仏高級ブランド「ルイ・ヴィトン」を擁するモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)は3日、同業エルメスの買収を断念したと発表した。エルメスの創業家が買収を阻止する防衛策を講じたため、株式の追加購入が困難になったと判断したもようだ。4年にわたった買収騒動はこれで決着する。 仏メディアによると、LVMHは2010年10月にエルメス株の購入を開始し、現在は23%超を保有している。パリ商業裁判所は、LVMHが保有するエルメス株を全て売却する仲裁案を提示。LVMHとエルメスの双方がこれを受け入れた。
ウクライナ東部で起きたマレーシア機撃墜事件で、飛行機の墜落現場で犠牲者のクレジットカードや携帯電話などの貴重品が盗まれ、使用されている状況が明らかになりつつある。ウクライナ当局は事件発生直後から遺留品の略奪が横行していると指摘していたが、それが裏付けられた格好だ。遺体の収容すらままならないなか、各国の銀行や携帯電話会社は、本人確認なしでも契約を停止する措置などを取り始めた。 「やつらはカードを“悪用”したんだ」 マレーシア機に搭乗していた英国人男性、キャメロン・ダルジェル氏(43)の親族は米CNNに対し、同氏のクレジットカードが何者かに盗まれ、利用された事実を訴えた。 英紙インディペンデントなどによると、17日の事故直後、ダルジェル氏が所有していたカードが盗まれ、口座に何者かがアクセスしていた事実が判明した。妻のレインさんはカードを解約せざるを得なくなったが、カードは彼女の名義ではな
【キエフ時事】英紙ガーディアンによると、オランダ・ヒルフェルスムの市長は23日、自国民192人が犠牲となったウクライナ東部のマレーシア機撃墜事件に激怒し、オランダ在住とされるロシアのプーチン大統領の長女マリアさんを「国外追放すべきだ」と地元ラジオに語った。 撃墜はロシアが支援する親ロシア派の犯行との見方が強い。市長はその後、ツイッターで「賢明でなかった」と謝罪。発言は「やるせない気持ちからで、理解してもらえるはずだ」と釈明した。 事件では乗客乗員298人全員が死亡し、うち約3分の2がオランダ人だった。遺体は23日、輸送機でオランダ・アイントホーフェン空港に到着。ヒルフェルスムの軍施設に搬送されることになっており、市長の発言につながった。
【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作、キエフ篠田航一】マレーシア航空機撃墜事件で、ウクライナ当局の救助隊は20日までに墜落現場から犠牲者196人の遺体を収容した。AP通信などによると、親ロシア派武装勢力の集団がこの遺体すべてを奪い、保冷装置付きの貨車に運んだ。親露派は「国際調査団が来るまで保管している」と主張しているが、貨車がロシアとの国境方面へ向かうとの情報もある。 ◇「現場保存のため」 ウクライナ国家安全保障・国防会議のルイセンコ報道官は19日、親露派武装集団が証拠隠滅の目的で「38体の遺体を持ち去った」と述べ、批判していた。親露派は遺体から貴重品を奪い、盗んだクレジットカードを既に使用した形跡もあるという。 犠牲者が最も多かったオランダのティメルマンス外相は、略奪報道に「オランダ国民は怒り、憤慨している」と述べた。米国務省のサキ報道官も19日の声明で、略奪行為を非難。現場検証の
【ウェルツォウ(ドイツ東部)で篠田航一】「脱原発」を決めたドイツで、原子力分の穴埋め用エネルギー源として地球温暖化の一因とされる二酸化炭素(CO2)を排出する石炭や褐炭(水分や不純物が多く低品質の石炭)への依存が進んでいる。急速な再生エネへの転換は難しく、当面は旧来のエネルギー源に頼らざるを得ないためで、褐炭の採掘場拡張のため住人が立ち退きを迫られるなど矛盾も表面化している。 【現場フォト】褐炭の採掘場 写真3枚 「パラドックス(逆説)だ。私たちは再生エネを成功させようと努力してきたのに、結局、褐炭という過去の資源の犠牲になってしまう」。東部ブランデンブルク州ウェルツォウで、太陽光発電会社を経営するハーゲン・レッシュさん(35)は憤りを隠さない。地元住民約5000人に太陽光による電力を供給してきたレッシュさんが所有する発電施設は、褐炭採掘のため立ち退きを迫られるからだ。 ドイツは202
【モスクワ真野森作】ウクライナ国防省と検察庁は14日、親露派武装集団との戦闘が続く東部ルガンスクの空港付近で、着陸態勢に入った空軍の輸送機「イリューシン76」が撃墜され、乗員9人を含む兵士49人が死亡したと発表した。インタファクス通信が伝えた。親露派側もロシア通信に対し、地上からの対空ロケット弾攻撃で撃墜したことを認めた。 【写真特集】ウクライナ:100万人都市、戦闘拡大の恐れ ドネツク 政府は今回の撃墜を「テロ行為」と非難。ポロシェンコ大統領は「週内の戦闘停止」を目標に掲げていたが、戦況はむしろ悪化し、収拾のメドが立たなくなっている。 発表によると、輸送機は14日午前1時ごろ、撃墜された。交代要員、軍用装備、食料を載せていたという。現地からの報道では、空港は政府軍が掌握しており、8日からは包囲する親露派側との戦闘が起きていた。 ルガンスク一帯では14日、政府軍の攻勢が強まり、北約2
【ジュネーブ時事】スイスのビジネススクール、国際経営開発協会(IMD)が22日発表した2014年の国際競争力調査によると、日本の総合順位は21位と、13年の24位から三つランクアップした。「アベノミクス」による円安効果が効き、2年連続で順位を上げた。 トップは米国が維持。経済の力強い回復力、雇用改善、優れた技術やインフラが高く評価された。2位以下はスイス、シンガポール、香港が続いた。景気が持ち直した欧州でベスト10入りした国は13年の4カ国から5カ国に増えた。 新興国では、中国が事業環境に対する懸念などを反映し、二つランクを下げて23位。労働市場の非効率さが目立つインド(44位)やブラジル(54位)も順位を下げた。対照的にロシア(38位)は四つ順位を上げた。
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