甲冑(かっちゅう)姿のイケメンたちが観光客の前で立ち回りやトークを繰り広げる。そんな「武将隊」が各地で活躍していることをご存じだろうか。23日、全国10の武将隊からナンバーワンを決める「全国武将隊天下一決定戦」が名古屋市で開かれ、「名古屋おもてなし武将隊」が初開催だった昨年に続いて連覇を果たした。熱狂的ファンも生むその魅力と背景とは何なのだろう。 ■「天下一」にむせび泣き 「年間パスポートを買ってほぼ毎日、名古屋城に行って武将隊を応援してます。一生懸命なところが魅力」。名古屋市の30代の女性は「天下一」の会場でこう目を輝かせた。 2日間にわたって繰り広げられた今年のイベントに「参戦」したのは名古屋のほか仙台、金沢、長野・上田、広島、高知、熊本などの10隊。予選を経て5隊に絞り込まれた決勝大会はチケットが即日完売。各地からファンが駆け付け、926席のホールに立ち見が出るほどの熱気だった。 「