秋田新幹線こまちの脱線事故で運休が相次ぎ、秋田駅行きの代行バスに乗るため列に並ぶ乗客ら=JR盛岡駅で2013年3月2日、金寿英撮影 北国を駆け抜け、風雪に強いはずの秋田新幹線が2日、猛烈な吹雪の中で立ち往生した。秋田県大仙市のJR奥羽線を走行中に脱線した「こまち」25号。幸い乗客約130人にけがはなく、明かりや暖房はついているものの、現場は一時「前が見えず、息もできない」ような状態だったという。記録的な豪雪の中、乗客たちは車内で救助を待ち続けた。 【写真特集】脱線した新幹線の様子 脱線した際、4両目に乗っていた東京都在住の男性会社員(27)は取材に「特に音や揺れを感じることはなかった」と答えた。 実家への帰省で新幹線をよく利用しているが「吹雪のためいつもより減速していたと思う」と説明。車内アナウンスで「異音がしたため、確認のため停車します」と流れ、脱線はインターネットの報道で知ったと