厄払いの泥を塗る手法が一部の観光客に受け入れられず、クレームにさらされている宮古島・島尻の奇祭「パーントゥ」。伝統的な祭祀(さいし)の継承と、観光化のバランスをどう考えていくべきなのか。幼少のころから祭祀を知る地元の自治会長と、来訪神行事に詳しい映像民俗学の専門家にそれぞれ聞いた。 パーントゥとは 島の言葉で「怪物」の意味。旧暦9月初旬、つる草を体に巻き、仮面を着けた3体の神様が平良島尻集落を練り歩く。一連の行事は秘事が多く、人や建物に厄よけの泥を塗るところだけ見学できる。1993年に国の重要無形民俗文化財に指定された。 ■地域行事 事前「勉強」を 島尻自治会長・宮良保さん 島尻のパーントゥは世界中を見ても、この地域にしかない非常に珍しい行事だと自負しています。永久に続ける島尻の「誇り」であり、観光客に限らず厄払いの泥を塗られ怒る人がいるのは考えられません。 文句をつけるなら見物を
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