元ITニュース記者の漫画家・山田胡瓜さんの「AIの遺電子」第1巻(Amazon.co.jpへのリンク)が4月8日に発売された。ITmediaの読者のみなさんならPC USERの連載「バイナリ畑でつかまえて」でとっくにご存知のことだろうが、「AIの遺電子」は週刊少年チャンピオンで連載されているSFマンガだ。その魅力を改めて紹介しておきたい。 近未来版ブラック・ジャック? 紙版の単行本の帯には「これぞ近未来版ブラック・ジャック! 人工知能を治療する新医者!」とある。 漫画の神様の作品と並べるなど「おこがましいとは思わんかね」と怒られそうだが、期待を裏切ることはない。この帯はブラック・ジャックを連載していた少年チャンピオンだからできる力技ではあるが、その特徴を正しく言い当てている。 AI(人工知能・人工知性)を備えた人間そっくりのヒューマノイドを治療する、人間を診る医者とは別の「新医者」須堂。彼
![ぼくらはなぜ「AIの遺電子」にこんなにも惹かれるのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fadf43807745ddd6d440a0fd084c72161a52d08c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1604%2F13%2Fl_koya_aitrial.png)