三菱UFJ証券システム部の部長代理だった元社員(2009年4月8日付で懲戒解雇処分)が約148万人分の顧客情報を不正に取得しうち約5万人を売却した事件で同社は7月2日、再発防止策などを明記した業務改善報告書を金融庁に提出した(関連記事1、関連記事2、関連記事3、関連記事4、関連記事5)。 秋草史幸 取締役社長兼最高経営責任者は会見で情報漏洩事件が発生した原因について「いろいろなルールや仕組みがあったにもかかわらず守られていなかった。管理の部分に甘さがあった」と振り返った。こうした反省を踏まえ、内部管理態勢の強化を中心に再発防止策を作成した。 7月1日付で情報システムのセキュリティ管理を情報セキュリティ管理部に移管した。これまではシステム部内でセキュリティを管理していたが、これを別部署である情報セキュリティ管理部が一元管理することで監視・けん制を強化する。さらにシステム部をシステム統括部とシ
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