中国・江蘇省で鳥インフルエンザ発生 情報隠ぺい指摘も2008年12月16日23時21分印刷ソーシャルブックマーク 【北京=坂尻顕吾】中国農業省は16日、江蘇省東台市と海安県の養鶏場から鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたと発表した。15日に江蘇省獣医師部門から報告を受け、直ちに周辺の養鶏場も含めて37万7千羽を処分したという。 農業省は、東台市と海安県にあるすべての養鶏場からの流通を禁止しており、現時点で「両地区や周辺に感染拡大の異常は確認されていない」としている。 一方、香港の人権団体・中国人権民主化運動情報センターは16日、東台市で鶏の大量死が発見されたのは1カ月以上前の11月5日だったと指摘。同市内にある7カ所の村で、すでに計120万羽が死亡しているという。 同センターによると、地元当局は鶏の死亡原因が鳥インフルエンザウイルスだと認識していた可能性が高いが、その情報を隠