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ブックマーク / j-theravada.com (3)

  • 日本テーラワーダ仏教協会 - 初期仏教の世界 - 慈悲の冥想Mettâ Bhâvanâ

    ヴィパッサナー瞑想の実践に入る前に、まず心を落ち着かせるために「慈悲の瞑想」を行います。基的に「慈悲の念」「慈しみの心」があると、実践の土台として大変役立つのです。 人間というものは、自分は個別の「存在」だと思っています。「私は、私です」 と思っているのです。「私は…」と思った瞬間で、私たちはこの世界の全体的な生命のエネルギーから自分を別なものだと、ある個体的な存在だと思ってしまい、自分と他とを区別します。 区別することによって、自分がとても小さなものになってしまい、いろいろな問題が生じてきます。人間が人生で出会うさまざまな苦悩は、この「私」というその個体があるんだ…と思ったところから生まれてくるのです。 簡単に言えば、この「私」という実感さえなければ、問題は何もないのです。しかし、これはなかなか消えるものではないのです。誰かが体に触ったら「私に触りました」と感じるし、冷たい空気が体に触

  • 自分という人間の実態 - 日本テーラワーダ仏教協会

    皆さんは外国映画などで医者が患者の悩みを聞いて治療するシーンをご覧になったことがあるでしょう。患者は長椅子などに横たわりながら身体をリラックスさせて、自分の心にあるすべてを医者に喋ることによって、胸のつかえを収めると言うか、思いをすべて吐き出すことによって心のなかをきれいにしていくという心理学の典型的な治療法の一つです。 ヴィパッサナー瞑想法の実践の過程にもこの心理学上の療法とよく似たことが起こります。似ていながら決定的に違うのは、心理学ではちゃんと自分の話すことを聞いてくれる信頼すべき医者がいるのに対して、ヴィパッサナー瞑想では、聞いてくれる人も受け止めてくれる人もまったくいないということです。つまり、自分で心の思いを吐き出しておいて、それを自分で聞いていると言う点でしょう。ヴィパッサナー瞑想法は心にあるものすべてを、驚いたり、感情的になったりせず、冷静に客観的に一つ一つ観ていくことによ

  • 根本仏教講義 - 日本テーラワーダ仏教協会

    ひとつのテーマを 深く掘り下げた連載講義 「根仏教講義」は、協会機関誌パティパダーに連載されたスマナサーラ長老による法話集です。ひとつのテーマを数ヶ月に渡って深く掘り下げていくため、仏教をより深く学びたい方にとって貴重なテキストになると思います。 「根仏教講義」は現在も機関誌パティパダーに連載中です。連載が終了したテーマの一部は、施(無料配布される書籍)として冊子化されており、配布終了した施はこちらでお読みいただくこともできます。 1.釈尊の根的教え 四聖諦① 四聖諦② 八正道 心のカウンセリング 慈悲喜捨の瞑想 瞑想法の基 真理を知る慈と愛の心 仏教と仏教の違い 心はこんなに汚れている 2.テーラワーダ仏教 テーラワーダ仏教とは テーラワーダ仏教の真意 すべては自ら確かめよ 二つの偈文に学ぶ教え 自分という人間の実態 3.祈り・感謝 恐れが宗教を生む 人は何のために祈るのか

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