1.グラフ中心モデル 社会学的な発想やパワー概念よりも、グラフ理論的な定式化により持たされたモデルといえる。次数センター、グラフ・センター、メジアンは距離に基づいた中心性で、切断センター、媒介センター、フロー・センターは脆弱性に基づいた中心性である。 次数センター 点vの次数deg(v)がそのまま中心性の尺度とみなされる。グラフの点の数がNの場合、次数中心性Cdは Cd(v)=deg(v)/(N-1) となる。 グラフ・センター 点vの離心数(e(v))とは、点vから最も遠い点までの距離である。グラフにおいて、すべての離心数のうち一番小さいものを半径(r(v))といい、最長のものを直径(d(v))という。 e(v)が半径と一致するとき、vは中心点であり、e(v)が直径と一致するとき、vは周辺点という。 メジアン 連結グラフGにおいて点vのステイタス(s(v))をvから他のすべての点ま