3D対戦格闘ゲームのパイオニアとして、1993年に第1作が登場したセガの『バーチャファイター』シリーズは、その後のゲームを大きく変えることとなった。『バーチャ』の持つ革新性やその意義については、電ファミニコゲーマーでもこれまでに何度も記事として採り上げてきた。 そして2021年6月、『Virtua Fighter esports』がPS4とアーケードでリリースされたことにより、『バーチャ』は約11年ぶりにゲームの表舞台へと復帰した。「esports」の名前を冠しているとおり、同作は早くもオンラインで、世界中から多くのプレイヤーを集めている。 (画像はVirtua Fighter esports 公式サイトより) 『バーチャ』がこれまで歩んできた歴史を振り返った時に、どうしても忘れることのできない人々がいる。それはセガから「鉄人」の称号を授与された、6名の強豪プレイヤーたちだ。 新宿ジャッキ
---【追記:2022-04-01】--- 「基礎線形代数講座」のPDFファイルをこの記事から直接閲覧、ダウンロードできるようにしました。記事内後半の「公開先」に追記してあります。 --- 【追記ここまで】--- みなさん、はじめまして。技術本部 開発技術部のYです。 ひさびさの技術ブログ記事ですが、タイトルからお察しの通り、今回は数学のお話です。 #数学かよ って思った方、ごめんなさい(苦笑) 数学の勉強会 弊社では昨年、有志による隔週での数学の勉強会を行いました。ご多分に漏れず、コロナ禍の影響で会議室に集合しての勉強会は中断、再開の目処も立たず諸々の事情により残念ながら中止となり、用意した資料の配布および各自の自学ということになりました。 勉強会の内容は、高校数学の超駆け足での復習から始めて、主に大学初年度で学ぶ線形代数の基礎の学び直し 、および応用としての3次元回転の表現の基礎の理解
4. 公開にあたって ●まえがきに代えて 本書は 株式会社 セガ にて行われた有志による勉強会用に用意された資料を一般に公開するもので す。勉強会の趣旨は いわゆる「大人の学び直し」であり、本書の場合は高校数学の超駆け足での復習 から始めて主に大学初年度で学ぶ線形代数の基礎の学び直し、および応用としての3次元回転の表現の 基礎の理解が目的となっています。広く知られていますように線形代数は微積分と並び理工系諸分野の 基礎となっており、だからこそ大学初年度において学ぶわけですが、大変残念なことに高校数学では微 積分と異なりベクトルや行列はどんどん隅に追いやられているのが実情です。 線形代数とは何かをひとことで言えば「線形(比例関係)な性質をもつ対象を代数の力で読み解く」 という体系であり、その最大の特徴は原理的に「解ける」ということにあります。現実の世界で起きて いる現象を表す方程式が線形な振
セガ、休眠中のIPを精査してリマスターやリメイクしていく方針を公表。参考例として『バーチャファイター』『ソウルハッカーズ』『クレイジータクシー』などの名前も セガとサミー、および両社の関連会社の持株会社であるセガサミーホールディングスは、2022年3月期の決算を発表。そのなかで、過去のIPを精査しリマスター/リメイク/リブートなどの活用をしていく方針であると明らかにした。 (画像は2021年3月期 決算プレゼンテーション(PDF)より) セガサミーホールディングスは決算のなかで、グローバルで認知度が高いIPを精査して活用していくと説明。公開されたスライドのなかには現役IPの例として『龍が如く』、『ファンタシースター』、『ペルソナ』、『女神転生』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』などの名前が並んでいる。 また過去のIPの例として『クレイジータクシー』、『スペースチャンネル5』、『Rez』、『ジ
【公式素材追加】新タイトル「サクラ革命」が正式発表。セガとディライトワークスの共同制作で,ゲームの舞台は太正100年の帝都・東京 編集部:yusuke セガとディライトワークスの共同制作タイトル「サクラ革命」が本日(2020年9月2日)発表された。「新プロジェクト『B.L.A.C.K.』正式発表 生放送」と「ディライトワークス新作RPG“日本、奪還。”プロジェクト 発表会」というそれぞれの新作発表会が同時刻にYouTubeとPeriscopeを通じて放送されているが,どちらも同じ映像で本タイトルを正式発表する仕掛けだった。 ゲームの舞台は太正100年の帝都・東京とし,新たなヒロイン3名が帝国華撃団を名乗るストーリーが展開するという。システムなどは明らかにされなかったが,より詳細な情報は今後も発表されていくとのことなので,期待したい。 ※画像は配信映像をキャプチャしたものです。 ※22:30
セガは7月29日、YouTubeの動画概要欄において、生配信中に「不快に感じる表現」があったと謝罪。該当箇所を削除した上でアーカイブ動画を公開しました。 カットされたのは動画の47分40秒付近 問題となったのは、配信の中で人気パズルゲーム「ぷよぷよ」のeスポーツとしての盛り上がりに言及した部分。「龍が如く」シリーズなどで知られる名越稔洋プロデューサーは同作のプロゲーマーについて、「真面目そう」「うまく言えないけど」「地味さが良い」「良い言葉が浮かばない」と形容に迷った上で、「チーズ牛丼食ってそうな感じ」と発言。この「チーズ牛丼」発言がネット上で批判を集める事態となっていました。 ネット上では2020年に入り、「チーズ牛丼顔」という言葉が一部で流行。嘲笑的な意味合いを含むほか、ルッキズム(容姿による差別)を助長するといった声もあり、使用には注意が必要な言葉として知られていました。公開された動
究極の体感ゲーム筐体「R360」の開発メンバーが次代に託すセガの遺伝子。ビデオゲームの語り部たち 第19部 ライター:黒川文雄 カメラマン:愛甲武司 2020年6月3日,セガは設立60周年(※),人であれば“還暦”を迎えた。 ※前身となる日本娯楽物産が登記された1960年6月3日を起点としている この60年間,セガはさまざまなゲームをリリースしてきた。とくにアーケードゲームの分野では,ハイエンドチップを惜しみなく使った基板や,大型の可動筐体,それらを存分に活用するソフトウェアなどで,時代の最先端を行くエンターテイメントを提供してきたと言っていいだろう。 VRヘッドマウントディスプレイを使ったアトラクション「VR-1」を1990年代に稼働させていたことからも,セガが常に未来を見据えていたことが分かる。 自動車・二輪車メーカーのホンダ(本田技研工業)は,レース活動を「走る実験室」と位置づけ,古
海外における『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(以下、ソニック)』のファンコミュニティが、あるニュースで揺れている。界隈において20年もの歴史を誇るニュースサイトが、突然の閉鎖を発表したのだ。ユーザーたちは長らく蓄積されてきた情報アーカイブの消失に悲しみと怒りの声を上げている。いったいなぜ、多くのファンに支えられたウェブが閉鎖を決断してしまったのか。老舗サイト消失の裏には、現在アメリカを覆う情勢の影響が影を落としていた。 米国の黒人差別抗議デモとゲーム界隈 今、アメリカでは黒人差別に反対するデモ活動が続いている。先月25日、アメリカ中西部・ミネソタ州のミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察官に首を押さえつけられ亡くなった。フロイドさんが「息ができない」と訴える様子を撮影した動画がSNSで拡散され、黒人に対する不当な暴力だとして抗議する運動が爆発的に広まった。「Black Lives
『バーチャロン』3作品を開発陣が振り返る! 機体の作り方やバランス調整、さらにステージ秘話も飛び出す 文 BEN 公開日時 2019年11月26日(火) 19:00 本作『マスターピース 1995~2001』には、『電脳戦機バーチャロン』、『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66』、『電脳戦機バーチャロン フォース』の3タイトルを収録。いずれもネットワーク対戦に対応し、通常のランキングマッチに加えて、ルーム内でのトーナメント戦やリーグ戦、チーム戦を行える機能を楽しめます。 インタビューしたのは、開発当時から制作に携わるスタッフ陣。当時の思い出や苦労話、制作秘話など、ファンにはたまらない内容となっています。 なお、インタビュー中は敬称略。 寺田:『バーチャロン』から『フォース』まで、モーションを担当しました。『バーチャロン』の初期は、モデラーとモーション担当が分かれて
『バーチャロン オラトリオタングラム(オラタン)』の話をすると、「0.01%削られて、そのまま逃げ切られるゲーム」なんて印象の語りが多い(※表示上は0.1%がダメージ最小であり、0.01%はイメージである)。かの有名な『ストリートファイターII』に置き換えると、「試合開始と同時に波動拳をガードさせて、時間切れまでノーダメージで粘ってダメージ勝ちする」ようなクソ展開とも言われるが、今こそ言っておきたい。 あまりにバランスが悪くて、そうならざるを得なかったんだよ! ただ、そう力説してもわけわからないので、面白さとは別にどれだけ初期の『オラタン』がクソバランス(最新バージョンは修正済)だったか、逃げ切る戦術を考え出した本人に利けたので記録を残しておきたい。 超高速で展開することがウリの対戦ゲームで0.01%のリードを守り続けるなんて、人間の集中力の限界を要求する行為を、日常的にやりたいわけないん
本来空っぽなはずの「メガドラタワーミニ」(関連記事)を分解してみたら、基板の写真が入っていた――。そんな報告がいくつもTwitterに上がり、バラさないと分からない仕掛けを入れるなんて、ほんとにセガはばかだなあと大絶賛されています。さすがだ。 そんなばかな……と思って編集部でも分解してみたらマジでした そもそも「メガドラタワーミニ」は、「メガドライブミニ」にメガCDなどのユニットを付けてタワー化できるパーツ。ゲーム機的な機能は一切ないので、内部に何かを仕込む必要は本来ありません。いくらセガだからって、そこまでするか……? いや、セガならやるだろう――編集部でも、そう思った副編集長が私物で確認。本当に出てきた写真を見ながら「セガはばかだなあ」と大喜びしていました。 問題のブツはメガCDパーツ 裏ぶたのネジを外していきます ネジを8本外したら空きました。おや、中身が……? 本当に基板のダミーが
セガゲームスから12月12日に発売予定のプレイステーション 4(PS4)用ソフト「新サクラ大戦」に、声優の横山智佐さんが声を担当する謎のキャラクター「夜叉」の登場が発表されました。ネットでは「一体何宮寺さくらさんなんだ」「マスク・ド・真宮寺さくら」などざわめきが起こっています。これはさくらオルタ……。 「新サクラ大戦」に登場する夜叉(CV:横山智佐)。これは…… 9月12日に開幕した「東京ゲームショウ2019」に併せ、新たな情報が解禁された「新サクラ大戦」は、「サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~」から12年後の帝都・東京を舞台に、主人公・神山誠十郎率いる「新・帝国華撃団」が、再び帝都に現れた降魔や、世界の各都市に誕生した華撃団と激突するというストーリーです。 ストーリートレイラーやゲームトレイラー、主人公たちのライバルとなる「伯林(ベルリン)華撃団」に加え、謎の降魔として発表された“夜叉”
1988年に誕生した、セガ5番目の家庭用テレビゲーム機「メガドライブ」。 今も続くセガの人気シリーズ、ソニックやシャイニングシリーズがここで誕生し、ファンタシースターやぷよぷよは、その人気を不動のものとしました。 そのメガドライブの発売から約30年を記念して、当時の思い出を凝縮し、手のひらサイズで再現した、セガがおくる新しいゲームマシンが「メガドライブミニ」です。 幅154mm、高さ39mm、奥行き116mmの小型ボディに、42作のゲームソフトを収録。アクション、シューティングから、パズル、RPG、シミュレーションまで、歴史に残る懐かしい名作タイトルを、たっぷりと楽しむことができます。 当時を振り返るもよし、これが初めてのメガドライブという人も、その魅力を十分に味わえる「メガドライブミニ」に是非触れてみて下さい。
あの名作の発売から、5年、10年、20年……。そんな名作への感謝を込めた電撃オンライン独自のお祝い企画として“周年連載”を展開中です。 第85回でお祝いするのは1998年11月27日にセガ・エンタープライゼス(現セガゲームス)から発売された、ゲームハード・ドリームキャスト。 インターネット通信機能が標準で搭載されるという、当時では画期的なハード。メーラーとウェブブラウザをまとめたソフトウェア“ドリームパスポート”により、誰もがネットワーク機能を楽しめました。 コントローラには、データを保存できるビジュアルメモリを組み込め、アイテムを表示したり、キャラの状態を出したりということも。ビジュアルメモリはそれ単体でも携帯してゲーム機としても遊べるため、外でプレイしている人も多く見ることができました。また、アミューズメント施設のゲームと連動したりという仕組みをしたタイトルも。 また、『アーケードステ
セガゲームスが家庭用ゲーム機市場への再参入を検討していることが7日、分かった。松原健二社長が産経新聞の取材に対し、約30年前に任天堂の家庭用ゲーム機と顧客争奪戦を繰り広げた「メガドライブ」の復刻版の販売を考えていると明らかにした。セガはゲーム機市場から平成13年に撤退したが、セガファンから復活を求める声が高まっているほか、任天堂が近年発売した復刻版ゲーム機が人気を博したことを受け、再参入の妥当性を見極める。 セガから公式に認定され、台湾で各国向けに委託生産されているメガドライブの海外向け復刻版「セガジェネシスフラッシュバック」を輸入販売することを検討している。同ゲーム機は昨年発売。ゲームソフト内蔵で、主に北米や欧州で販売されている。 松原社長は「日本でもゲーム機の引き合いが高まっているので考えたい。少し待ってほしい」と述べた。セガは現在、他社のゲーム機向けソフトを国内販売しており、ゲーム機
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「バーチャロン」好きなねとらぼ副編集長です。「オラタン」(※)の第1回全国大会では店舗予選勝ち抜け→県大会初戦敗退レベルの腕前でした。 ※シリーズ2作目「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」 今でもシリーズで一番好きな「オラタン」(Xbox360版公式サイトより) さて本題ですが、記事タイトルの通りで、せっかく15年ぶりに「バーチャロン」の新作が出たのに、イマイチ盛り上がっている感じがしないんですよね……。メディアクリエイトによれば、初週販売本数はPS4+PS Vita合計でおよそ3万本弱。ドリームキャスト版「オラタン」が累計18万本くらい売れていることを考えると、あと10万本くらい売れてもいいんじゃないですかね……?(暴論) 15年ぶりに発売された新作「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」(
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く