マツダ・ロードスターの大改変 減速で作動するアシンメトリックLSDの狙い:池田直渡「週刊モータージャーナル」(1/7 ページ) 前回の記事で、筆者が何を書いたかといえば、「ロードスターというクルマはどのモデルに乗っても普遍的な価値は変わらない」ということだった。ただし、クルマという工業製品は常に規制の影響を被るので、新たな規制によって、否応なく変わってしまうことがある。 過去において、歴史上のライトウェイトスポーツはそういった規制で魅力を失い、滅びていった。ロードスターの35年に及ぶ歴史は、各国市場によって求められる速度域の差と、衝突安全対策などの法規制を鑑みつつ、ライトウェイトスポーツとしての魅力をどう保ち続けるかの戦いであり、それを続けてきたからこそ普遍的な価値が変わらないのだ。 NA型から、NB、NCへの道では、法規制による重量増加に対抗するために出力を徐々に上げざるを得なかった。コ
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