ジョチ・ウルス(ペルシア語: اولوس جوجي、Ulūs-i Jūchī)は、13世紀から18世紀にかけて、黒海北岸のドナウ川、クリミア半島方面から中央アジアのカザフ草原、バルハシ湖、アルタイ山脈に至る広大なステップ地帯を舞台に、チンギス・カンの長男のジョチの末裔が支配し興亡した遊牧政権(ウルス)。 名称[編集] ジョチ・ウルスは歴史家によって金帳汗国、キプチャク=ハン国といったさまざまな呼称がなされている。 ジョチ・ウルス[編集] 『集史』「ジョチ・ハン紀」ではジョチ家の政権を指して「ジョチのウルス(ulūs-i jūchī)」と呼称しており、この記述に基づいてジョチ・ウルスという呼称が用いられている。後述するように、ロシア中心史観の影響を濃厚に受けている「金帳汗国」という呼称を避けるため、近年のモンゴル史研究者の間で広く用いられている[1]。 キプチャク=ハン国[編集] 日本で
![ジョチ・ウルス - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c2d0ed86007260cbd08319087b7395fe4f5b9597/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2Ff%2Ff7%2FGolden_Horde_flag_1339.svg%2F1200px-Golden_Horde_flag_1339.svg.png)