大阪王将「ナメクジ告発」から考える “炎上”を招きやすい企業の特徴とは?:デジタル・クライシスの専門家に聞く(1/3 ページ) 仙台市にある中華料理チェーン店「大阪王将 仙台中田店」の元従業員の男性が、SNS上で「厨房にナメクジが発生している」などと告発した問題は、保健所が立ち入り調査に乗り出すなど、大きな問題に発展した。SNSで自社のネガティブな情報が拡散すると、多数の批判が寄せられる「炎上」状態となり、ブランドも大きなダメージを受ける。炎上を起こさないために、企業はどんな対策を取るべきなのか。この問題に詳しい専門家に話を聞いた。 「所属企業に対する一種の『憂さ晴らし』のような感情も含めて、SNSにリークすることが近年目立ってきている。この流れを止めること自体は難しい」 こう話すのは、「シエンプレ デジタル・クライシス総合研究所」の研究員だ。同研究所は、ネット炎上や情報漏洩(ろうえい)な