9月3日、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業景気指数は3年ぶりに節目の50を割り込んだ。写真は米自動車大手ゼネラル・モーターズの生産ライン。8月22日、テネシー州で撮影(2019年 ロイター/Harrison McClary) [ニューヨーク 3日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国の製造業は気の休まる暇がない。米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業景気指数は3年ぶりに節目の50を割り込んだ。トランプ大統領が主導する中国との貿易戦争は、製造業のためというのが表向きであるものの、実際には強烈なしっぺ返しを受けている。今後発動される新たな関税によって苦境が増す恐れもある。少なくとも米経済において製造業が果たす役割は縮小しているが、それが逆にホワイトハウスの政策の無益さを際立たせている。 トランプ政権は9月1日から靴やスマートウオッチを含めた1250億ドルの中国
![コラム:米製造業が苦しむトランプ政権の「自滅政策」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/99cf2f48281add2fc84cdea3e03ae9e131122321/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjp.reuters.com%2Fpf%2Fresources%2Fimages%2Freuters%2Freuters-default.webp%3Fd%3D194)