3月10日に撮影したマクサーの衛星画像。埠頭に停泊する周級潜水艦が写っている/Courtesy Maxar Technologies (CNN) 中国の最新鋭原子力潜水艦が今春に埠頭(ふとう)で沈没し、中国海軍はこの件を隠匿しようとしていたことが分かった。米国防当局者2人が明らかにした。 この攻撃型潜水艦は、武漢市近郊の造船所で建造中の新しい「周」級潜水艦の1番艦だという。周級潜水艦は特徴的なX字型の船尾を持ち、水中での操縦性が強化されている。 米マクサー・テクノロジーズが3月10日に撮影した衛星画像には、同潜水艦が港に停泊している様子が写っている。マクサーが6月後半に撮影した別の画像では潜水艦は埠頭に戻っていなかった。この画像はCNNも確認した。 造船所での不審な活動に最初に気づいたのは、新米国安全保障センターの非常勤上級研究員トム・シュガート氏だ。同氏は中国の造船所の衛星画像を定期的に