10月8日はドイツのバイエルン州とヘッセン州で、州議会選挙が行われた。ボロ負けしたのが、社民党、緑の党、自民党。いうまでもなく現在、首都ベルリンで国政を担っている与党3党である。つまり、有権者が中央のドイツ連邦政府に持っている大きな不満が、州議会選挙に見事に反映されたといえる。 この2つの選挙結果はドイツ政府に対する中間評価ともいえるが、要するに完全な落第点であった。惨敗の様子は下図の通りだ。 上がヘッセン州、下がバイエルン州で、どちらも暫定結果。正式な結果発表は、どちらも月末になるらしい。なお、一番右の数字は、前回5年前と比べてのポイントの増減。
![「難民問題」の失敗で瓦解するドイツ政治…2つの州議会選挙で与党がボロ負け、国民の票が保守政党に流れたのはなぜか(川口 マーン 惠美) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/26f22862d677c32bcc751e1e3ff1eef8e845e7e4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fres.cloudinary.com%2Fgendai-business%2Fimage%2Fupload%2Fw_1200%2Ch_630%2Cg_auto%2Cc_fill%2Cz_0.9%2Cq_auto%3Abest%2Ccs_no_cmyk%2Fv1697682830%2Fimg_cea5d29ba0342b69b6aff0ca41838c26119462_dqntk7.jpg)