GPSの発達により、人間はどこへ行くにしてもスマートフォンの位置情報を頼りに出歩くのが一般的となりました。かつて紙の地図を見て歩いていた人間が位置情報に頼りだしたことで、特定の場所や道のりなどを記憶するのに役立つ「空間記憶」が衰えてしまっている可能性が、実験により示されました。 Habitual use of GPS negatively impacts spatial memory during self-guided navigation - PMC https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7156656/ カナダ・マギル大学のルイーザ・ダーマニ氏らは、週に4日以上車を運転する50人のドライバーに対し、GPSの使用頻度などに関するアンケートや、空間内のオブジェクトの位置を学習するなどの空間認識の能力を測るテストを行いました。 これらの結
![GPSを頻繁に使うことで脳の空間認識能力が衰えてしまう可能性が示される](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/27a1480d100a9b16495828b0042e9831cda0cd73/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2022%2F08%2F15%2Fuse-gps-negatively-impacts%2F00_m.jpg)