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ブックマーク / ameblo.jp/oldworld (3)

  • 川崎悟司『ギリシャ神話と小さなゾウ』

    ギリシャ神話にサイクロプス(キュクロプス)という 単眼の巨人が登場する。 神話によると神々によって解放された この怪物は卓越した鍛冶技術をもって、 その見返りに 主神ゼウスに雷霆(ケラウノス) 海の神ポセイドンには三叉の銛(トライデント) 冥府の神ハーデスには隠れ兜(アイドス・キュネエ) を造り、贈呈したという。 さて、ロンドン自然史博物館では 神話に登場する単眼巨人サイクロプスの模型が なぜか、ジャンル違いの地質学関連の地球ギャラリー に展示されている。 実はこのサイクロプスのモデルとなったものが かつての地中海に浮かぶマルタ島やクレタ島など小さな島々に生息し、 島嶼化によって極度に矮小化したゾウの仲間では ないかという説がある。 (↑ヒトとの大きさの対比) その矮小に進化したゾウのひとつに ファルコネリゾウがいたが、有史以前に絶滅してしまったゾウで、 古代ギリシャ人がその存在を知るのは

    川崎悟司『ギリシャ神話と小さなゾウ』
  • 川崎悟司『ハルキゲニたん、ハルキゲニアの姿について語る。』

    ハルキゲニたんの・・・ ベストスマイル!! だから~、どこがベストスマイルなんだって? 顔がないハルキゲニアだからさ~、そこは許してよw っていうか! ここ最近、ハルキゲニアの顔が明らかになりつつあるんだよね。 それがなんかねぇ~ イギリスのケンブリッチ大学とか カナダのトロント大学やロイヤルオンタリオ博物館とかがさ~ 共同でハルキゲニアのことを研究した内容を 6月24日に英科学誌ネイチャーで発表しちゃったみたいでさ~ これがハルキゲニアの最新の復元。 ハルキゲニアの顔には 目があって、口にはリング状に並ぶ歯があったらしいんだよね。 それからさ~ ノドの奥にも針状の歯がずら~っと並んでたみたいでさ~ べ物をべたときに戻しちゃったりしない便利さは まあ、あるのはあるんだけどさ~、 うう・・・なんか、めちゃ凶悪そうな顔になっちゃいそうで・・・ あたしゃ、寄生エイリアンか!ってなってしまうよ

    川崎悟司『ハルキゲニたん、ハルキゲニアの姿について語る。』
  • 川崎悟司『魚類の黄金時代~もうひとつの繁栄』

    川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba 川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba デボン紀(4億1700万年~3億5400万年前) この時代はひと言で言えば 魚類の黄金時代とよばれ、魚類が大躍進した時代である! デボン紀よりも昔、最初に現れた魚類は 「無顎類」といって 丸い口を開けて、水中に漂う、あるいは海底の泥の中にある プランクトンの死骸や微生物などの小さな有機物を 吸い込み、エラで濾しとってべるといった おとなしい存在であった。 しかし魚類のなかに「アゴ」という構造をもつ「有顎類」が現れ、 他の生物を捕らえてべる捕者へと変貌していった・・・。 そして、強力な捕者であったオウムガイの仲間やウミサソリなどを 退き、頂点捕者へとのぼりつめ、恐魚「ダンクルオステウス 」のような とてつもなく強面の捕者も現れ

    川崎悟司『魚類の黄金時代~もうひとつの繁栄』
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