2023年12月の事になるが、ネットオークション「Yahoo!オークション」において、マキタ製の電動工具に使われているバッテリーの互換品に対し、取り扱いに関する注意喚起を行った。元はといえば、経産省が中国から電気用品安全法、俗に言うPSE法違反の疑いが極めて高いマキタ互換バッテリーが中国工場から大量に出荷されたという情報をつかんだからのようだ。 この記事を読んで、ニセモノのバッテリーが大量出荷された、と思った方は多いだろう。発火したというSNSの投稿やNITE(製品評価技術基盤機構)による注意喚起など、非純正のバッテリーの事故が急増していると言う情報もあり、純正品を使わないからそんな目に遭うのだバカモノめ、で終わりのはずである。 だが電気工具をよく使う人やカメラユーザーからすると、「互換バッテリー」はちょっと捉え方が違う。一口に互換バッテリーは悪、とは決めつけられない事情がある。 互換バッ
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