聖ミハイル大聖堂の前を歩くバイデン米大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ウクライナの首都キーウで2023年2月20日、ウクライナ大統領府提供・ロイター バイデン米大統領は20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問した。米大統領は通常、警備の観点から、外国を訪問する際でも専用の航空機やヘリコプター、車両を使うが、今回は9時間半の鉄道利用など異例の旅路となった。 バイデン氏は当初、米東部時間20日夕に米国を出発し、ウクライナの隣国ポーランドに向かう予定だった。しかし、17日、数カ月間検討してきたキーウ訪問を決断。バイデン氏は19日午前4時15分(以後は全て現地時間)に大統領専用機(エアフォースワン)で秘密裏に米ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地を出発した。19日夜にメディアに伝えられた予定では、バイデン氏はまだ米国にいて「20日夕に出発」と説明されていた。 各メディアを代表