Apache Kudu は分析系クエリに強いカラムナー型の分散データベースです。 KuduはOLTPとOLAPの両方のワークロードに耐えられる、HTAPと呼ばれる種類のDBで、昨年の #dbts2017では、Kuduの「速さ」について紹介しました。 BI/DWHなど分析向けのDBといったイメージが強い一方で、 Kuduは元々GoogleのSpanner論文など触発されて開発されており、地理位置が離れたノード間でも一貫性を担保する仕組みを持っています。 その仕組の元にあるのが、HybridTimeと呼ばれるDBの内部時計です。今回はHybridTimeについて、論文を紹介しながらその仕組みに触れ、どのような特性を持っているのか、なぜこれがKuduの「速さ」にもつながるのかについてお話したいと思います。Read less