チャートの1位に挙がったIframeは、Webサイトの脆弱性をついて悪質なプログラムをサイト上に埋め込むマルウェアですが、引き続き大規模な感染を見せ、6月に発見されたWebウイルスのほぼ3分の2を占めています。6月の前半には、イタリアの複数のサイトがIframeの攻撃をうけたというニュースが大きく報道されました。被害を受けたサイトにはイタリア国内の市議会、就職支援サービスセンター、観光サイトなどが含まれていました。イタリア最大手のISPがホスティングするサイトが多く感染したと見られています。 Iframeなどの悪質なプログラムは、無防備なユーザーがサーフィング中に訪れるのを待っているように見受けられます。Webサイトは高度なセキュリティ環境で堅牢に運営されるべきですが、実際には多くのサイトがあまりにも無防備なまま使用されているのが現状です。 ■Webウイルスホスティングサイトトップ10(国