ActionScriptでタイムライン上のインスタンスを回転すると、基準点が中心になります。したがって、オーサリング(ムービー作成)時に、回転の中心にしたい座標を基準点に合わせておく必要があります。しかし、たとえば外部ファイルをインスタンスにロードする場合には、基準点は読込んだイメージの左上隅になり、座標を選ぶことができません。 この場合のひとつの対応方法は、ロードのターゲットとなるインスタンスを、さらに別のMovieClipシンボルに入れ子にしておくことです。そして、ターゲットインスタンスを移動して、その回転の中心座標を親の基準点に合わせます。そのうえで、ターゲットでなく、親のインスタンスを回転するという手法です。 しかし本稿では、直接インスタンスを回転し、中心座標はスクリプトで補正するという方法をご紹介します。 1. ActionScript 2.0の場合 - MovieClip.lo