老舗フルーツパーラー「京橋千疋屋 京橋本店」(東京都中央区)でお客が塩素入りの水を飲んで体調不良になった問題をめぐり、ネットでは「なんでまた塩素が混入したんだ」などと不思議がる声が出ている。 検出された塩素は水道水の500倍と、漂白液に使われてもおかしくないほど高い濃度だった。 ■保健所「ピッチャーの水に塩素が含まれていたと考えるのが合理的」 2015年10月22日午後のティータイム、大通りに面する京橋千疋屋京橋本店に客の姿はなかった。店頭の窓に「一階店舗は十月二十三日(金曜)迄休業させて頂きます」と書かれた貼り紙が掲示され、淡い照明の灯った店内はひっそりしている。ときおり通りを行き交う人が足を止め、店頭の貼り紙をじっと見つめたり、窓越しに店内を覗きこんだりする。 10月15日、創業130年以上の老舗を事故が襲った。その日の11時頃、来店した20〜30代の女性客5人が店で出された水