Ruby 3.3.0 が公開されました。Ruby 3.3ではPrismという新しいパーサーの追加、新しいパーサージェネレーターであるLramaによるBisonの置き換え、RJITという新たなJITの仕組みを追加、YJITの高速化など様々な改善が行われています。 Prism default gemとしてPrismパーサを導入しました。 Prismは、Ruby言語のためのポータブルで、エラートレラントで、保守可能な再帰下降パーサです。 Prismは本番環境で使用する準備が整っており、積極的にメンテナンスされています。Ripperの代わりに使用することができます。 Prismの使用方法については、詳細なドキュメンテーションがあります。 Prismは、CRubyに内部的に使用されるCライブラリと、Rubyコードを解析する必要がある任意のツールに使用できるRuby gemの2つのコンポーネントを持っ