なぜ「制服組」を国会に呼べないのか――。2月の衆院予算委員会で、ある議員が現役自衛官(制服組)の答弁を求めたのに認められなかったことに不服を申し立て、波紋を呼んだ。国会ではシビリアンコントロール(文民統制)の観点から、制服組の答弁はタブー視されてきた。しかし、厳しい安全保障環境を踏まえて自衛隊が変容する中、戦後長く続いてきた慣習に異論も出ている。 <目次> ・安住氏が一喝、凍りつく議場 ・戦時下の軍部暴走「黙れ事件」 ・自衛隊の役割拡大で問われる説明責任 ・過去には野党が答弁要求、石破氏も積極派 ・専門家2人に見解を聞く 安住氏が一喝、凍りつく議場 「自衛官は、どうせ国会や国民は何も分かっちゃくれないと諦めて本質的な議論を公の場で避けてきました」「この不毛な議論に終止符を打つために、今日この場に立っております」 2月5日。衆院予算委で、そう切り出したのは国民民主党の橋本幹彦氏(29)だ。元
