汚染水の漏れが見つかった福島第1原発の貯水槽(中央下の四角いグレーの真ん中部分)=福島県大熊町で2013年4月6日午前10時33分、本社ヘリから西本勝撮影 東京電力は5日深夜、福島第1原発の敷地内で地面を掘って造った地下貯水槽から汚染水が漏れたと発表した。漏えい量は最大約120トン(120立方メートル)、含まれる放射性物質は約7100億ベクレルと推定されている。海に流出する可能性は低いとしている。11年12月に野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言して以来、最大。東電はすでにあるポンプに加え仮設ポンプ3台を設置し、6日朝から汚染水の別の地下貯水槽への移送を始めた。完了までに5日程度かかる見通し。 【ヘリから撮影】原発の貯水槽で作業をする人たち 東電によると、貯水槽は、原子炉建屋西側の敷地内に七つあり、三つに汚染水が入っている。 問題の貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メート