ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (18)

  • 歯周病の影響は全身に、関節リウマチとの関連で新たな発見

    歯周病を防ぐには、日常的な歯磨き、フロスの使用、口のすすぎが重要だ。歯茎の感染症が慢性的になると、免疫系との戦いが長引き、関節など全身の組織に悪影響が及ぶことになる。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 関節炎は何千年も前から人類を苦しめてきた。「西洋医学の父」として知られるヒポクラテスは2000年以上前に、口の感染症が関節炎に関係しているのではないかと気づき、歯を抜けば関節炎が治る可能性があると考えた。これは、ある点では正しかったようだ。(参考記事:「ネアンデルタール人が鎮痛剤、歯石分析で検出」) 歯茎が感染症にかかると、細菌が血流に入り込む。血流中の細菌は免疫系によって攻撃されるが、歯茎の感染症が慢性的になると、この戦いは長引くことになる。その結果、免疫細胞が体中を巡り、関節など口から遠く離れた場所も組織が破壊されるなどの悪

    歯周病の影響は全身に、関節リウマチとの関連で新たな発見
    nisatta
    nisatta 2023/04/22
    「口内細菌に対する抗体が、関節にある同じ特徴をもつタンパク質を誤って攻撃している」
  • オオカミを群れのリーダーにさせる寄生虫、研究で明らかに

    寄生虫がオオカミの行動に影響を与えていることを示す研究が初めて発表された。(PHOTOGRAPH BY SHUTTERSTOCK, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) オオカミに独立を決意させたり、群れのリーダーであることを主張させたりする要因は何だろうか。この疑問は長年、科学者の興味を引いてきた。2022年11月24日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された最新の研究によれば、寄生虫トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)に感染したオオカミは、感染していない個体に比べて、群れのトップに立つ可能性が高いという。 この発見は、何が動物の行動に影響を与えるかについて、より幅広く考えることを迫るものだと、研究に参加したキラ・カシディー氏は考えている。氏は米モンタナ州の非営利団体(NPO)イエローストーン・ウルフ・プロジェクトの野

    オオカミを群れのリーダーにさせる寄生虫、研究で明らかに
  • 偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか

    この2つのカプセルのうち、一つは有効な薬で、もう一つはプラセボ(偽薬)だ。(PHOTOGRAPH BY SPENCER WEINER/LOS ANGELES TIMES VIA GETTY IMAGES) 臨床試験で渡されるプラセボ(偽薬)には、薬としての有効成分が何も含まれていないはずなのに、それを服用した被験者に症状の改善が見られることがある。これは、「プラセボ効果」と呼ばれる現象だ。プラセボ効果を得るには、それがプラセボであることを被験者に知らせないことが重要であると考えられてきた。 ところがここ数十年の間に、最初から被験者にプラセボであることを知らせるオープンラベル(非盲検試験)の有効性を検証する研究が複数実施され、多くの場合症状が緩和したという結果が出ている。 米マサチューセッツ州に住むベティ・ダーキンさん(73歳)は、自宅で転倒して首の骨を折り、頚椎を損傷し、ひどい痛みに悩まさ

    偽の薬だと知りながら服用しても効果があるのはなぜか
    nisatta
    nisatta 2022/07/02
    ケアをした、ケアをされている、という実感が重要なんじゃないかな…。ルーティンやらアンカリングやら
  • めまい、混乱、言葉が出ない…コロナは軽症でも認知力低下の恐れ

    提供された脳を保存するための準備をする技術者。臓器サンプルは、新型コロナウイルス感染症、神経変性疾患、老化等が脳に与える影響を研究するために不可欠だ。(PHOTOGRAPH BY LUCA LOCATELLI FOR NATIONAL GEOGRAPHIC) 3日半も熱とせきで寝込んだエレナ・カッツァップさんは、新型コロナウイルス感染症から回復したものだと思っていた。米ロサンゼルスに住む作家で教師の彼女は、2022年1月末に感染したが、幸いにも軽症で済んだ。呼吸困難の症状や入院の必要はなく、数日で回復した。 「『元気になって当によかった』と口にしたことを覚えています」とカッツァップさんは言う。「その翌日に突然、症状が出たのですが、始まりは吐き気や腹痛、奇妙な物忘れだったので、一体どういうことなのかわかりませんでした」 カッツァップさんはその日以来、集中力の欠如を伴う急性の記憶喪失を経験し

    めまい、混乱、言葉が出ない…コロナは軽症でも認知力低下の恐れ
    nisatta
    nisatta 2022/04/21
    知人を観察した結果、陰謀論の人、コロナ後遺症による認知機能低下が影響してないか疑ってる
  • オミクロン株はなぜ感染しやすく、重症化しにくいのか、最新研究

    2021年1月6日、カナダのアルバータ州エドモントンで、新型コロナウイルスの迅速抗原検査のために綿棒で検体を採取する女性。オミクロン株では鼻腔ではなく咽頭をぬぐうよう勧める投稿が米国のSNS上で増えているが、抗原検査の使い方は変わるのだろうか。(PHOTOGRAPH BY ARTUR WIDAK, NURPHOTO VIA GETTY IMAGES) もし今、米国で新型コロナウイルスに感染した場合、それはオミクロン株である可能性が高い。米疾病対策センター(CDC)によると、1月8日までの1週間に米国内で遺伝子解析された症例の98%以上がオミクロン株によるものだった。 元のウイルスと比べて変異の多いオミクロン株は、これまでの主流だったデルタ株とは大きく異なるため、過去2年間で身につけたリスク管理のやり方を部分的に変える必要があるかもしれない。 オミクロン株は感染力が強くなっているだけでなく、

    オミクロン株はなぜ感染しやすく、重症化しにくいのか、最新研究
    nisatta
    nisatta 2022/01/15
    “2021年12月24日付けで「medRxiv」に投稿した査読前の論文によれば” (https://bit.ly/3GsFiSA)“ In one study(https://doi.org/10.1101/2021.12.22.21268246)that has not yet been peer reviewed, researchers in South Africa tested 382 people…” 🤔24日…?
  • 新型コロナで糖尿病を新たに発症、なぜ? 進む研究

    インスリンは血糖値を正常に保つホルモンだ。(PHOTOGRAPH BY KLAUS OHLENSCHLAEGER, ALAMY STOCK PHOTO) 2020年の春、米国の新型コロナウイルス感染拡大の中心地だったニューヨーク市の医師たちは、新型コロナ感染症の入院患者の中に、血糖値が高すぎる人がかなりいることに気づいた。高血糖は糖尿病の代表的な特徴だ。 「糖尿病の既往歴がないのに、血糖値のコントロールが非常に困難な新型コロナ患者がいることに気づきました」と、米ワイルコーネル医科大学の幹細胞生物学者シュイビン・チェン氏は語る。さらに驚いたことに、新型コロナに感染する前は糖尿病ではなかった人が、回復後に新規に糖尿病を発症した例もあった。 新型コロナウイルスが肺を損傷して急性呼吸器症状を引き起こすことはよく知られている。しかし、感染者がなぜ、どのようにして糖尿病のような慢性疾患を突然発症するの

    新型コロナで糖尿病を新たに発症、なぜ? 進む研究
    nisatta
    nisatta 2021/06/14
    ひょっとして日本人に糖尿病が多いのって…
  • なぜ冬にコロナは広がりやすいのか? 理由は「密閉」の他にも

    季節の変化は、ウイルスのふるまいを変え、病気に対する人間の自然な抵抗力をも変化させる。寒く、乾燥し、日光の量も少ない冬の間は、新型コロナウイルスをはじめとする呼吸器疾患への抵抗力が下がるという。(PHOTOGRAPH BY MUSTAFA OZTURK, ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES) 「冬の訪れが夏の病をいやし、夏の訪れが冬の病をいやす」と書いたのは、古代ギリシャの医師であり哲学者のヒポクラテスだった。インフルエンザの季節性を最初に記録したとされるその言葉から2400年の時が過ぎても、なぜ季節によって増えたり減ったりする病があるのかは、はっきりとは解明されていない。 だがこれまでの研究で、季節の変化がウイルスのふるまいを変え、感染症に対する人間の体の抵抗力にも影響を与えることがわかっている。特に冬になると、寒さ、乾燥した空気、日照不足といった要因で、イン

    なぜ冬にコロナは広がりやすいのか? 理由は「密閉」の他にも
    nisatta
    nisatta 2020/12/19
    「論文によると、低い気温と極端な湿度がウイルスを安定させ、感染力を持続させる」(https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.10.16.341883v2)湿度と関係ありそうな割に低くても高くてもダメだなと思ってたので腹落ち感はある
  • 飛沫の「スーパー排出者」、コロナ感染拡大源の可能性

    2020年10月6日、韓国のソウルで新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、防護服を着て道路に消毒剤を散布する作業員。韓国では、新規陽性者が6日連続で100人を下回ったが、秋夕の連休中に多くのクラスターが報告されたことから、陽性者数が今後増加するとみられている。(PHOTOGRAPH BY CHUNG SUN-JUN, GETTY IMAGES) 2003年、SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染拡大に世界が注目していたころ、オーストラリアにあるクイーンズランド工科大学の物理学者リディア・モラウスカ氏は、大気を汚染する微粒子を吸引すると人体にどのような影響が出るかについて研究していた。そのモラウスカ氏のもとへ、世界保健機関(WHO)から、SARSを発症させるコロナウイルスの感染メカニズムを調べている香港の研究チームに参加してほしいとの要請があった。 モラウスカ氏は、従来のアプローチとは対

    飛沫の「スーパー排出者」、コロナ感染拡大源の可能性
    nisatta
    nisatta 2020/11/03
    “細気管支が収縮・拡張するときに、その表面にある「気道液」が石鹸の泡のようにはじけることを示した。これが今では、肺の奥深くで極小のエアロゾルが作られる主な仕組みであると考えられている”
  • 初期の恐竜の卵は柔らかかった、初の発見、定説覆す

    ムスサウルスの卵の化石。ムスサウルスは2億2700万~2億850万年前に今日のアルゼンチンにあたる地域に生息していた首の長い草恐竜で、体長は約6mだった。(IMAGE BY ©DIEGO POL) モンゴルの砂漠とアルゼンチンの高地で見つかった化石が、恐竜のものとしては初めての発見となる、「柔らかい殻をもつ卵」の化石だったことが判明した。そこから、恐竜の産卵と子育てについて、新たな様相が浮かび上がってきた。初期の恐竜は、繁殖に関しては現代の爬虫類によく似ていて、産んだ卵は穴に埋め、その世話をすることはなかったようだ。 この論文は6月17日付けで学術誌「ネイチャー」に掲載された。「ネイチャー」の同じ号にはまた、南極大陸で初めて発見された、おそらく海生爬虫類のものと思われる柔らかい卵の化石についての論文も掲載されている。 今回報告された卵化石はどれも、保存状態の良さはもちろん、存在すること自

    初期の恐竜の卵は柔らかかった、初の発見、定説覆す
    nisatta
    nisatta 2020/06/20
    蛇の卵も柔らかいっていうね
  • 新型コロナで奇妙な夢や悪夢を見る人が増加、理由と対処法は

    夢の研究をしている米ハーバード大学の心理学の教授ディアドラ・バレット氏が最近見た新型コロナウイルスに関する夢のフォトイラストレーション。氏の自作。(ARTWORK BY DEIRDRE BARRETT) 黒塗りの米大統領専用車が歩道に寄って止まり、黒い窓ガラスが開いて、中からロナルド・レーガンが小説『荒野(Wilderness)』の作者ランス・ウェラー氏を手招きした。亡くなって久しい元大統領がウェラー氏を漫画専門店に案内すると、そこにはウェラー氏の欲しかったタイトルが全てそろっていた。しかし買い物を済ませる前に、レーガンはウェラー氏の財布を引ったくり、ドアから外へ飛び出してしまった──。 もちろん、これはウェラー氏の夢だ。氏のように、いま世界中で多くの人が「コロナウイルス・パンデミック・ドリーム」という新たな現象を経験しているという。 夢の内容や感情は、起きている間の幸福感と関連しているこ

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    nisatta
    nisatta 2020/04/18
    天使の囀り…
  • 新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究

    フランス、グルノーブルにある高さ約100mの塔の近くにある熱供給プラント(左奥)から、煙が雲よりも高く立ちのぼっている。(PHOTOGRAPH BY FRANCOIS HENRY, REA/REDUX) 世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、医療崩壊から極端な貧富の格差まで、現代社会の弱点を突きながら拡散している。しかし、無視されがちなある大問題との関係は、少々複雑だ。それは、大気汚染がパンデミック(世界的な大流行)を悪化させた一方、そのおかげで、一時的でも空がきれいになっているということだ。 米ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の研究者が、1の論文を公開した。査読を受けて学術誌に発表されたものではないが、それによると、PM2.5と呼ばれる微粒子状の大気汚染物質を長年吸い込んできた人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率が大幅に高くなるという。 大気汚染

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    nisatta
    nisatta 2020/04/11
    胡乱
  • タランチュラの新種7種を発見、過去最高の標高で

    ランチュラの新種が7種発見され、Hapalotremus属に加わった。写真は過去に同定されているHapalotremus albipes。大きく見えるかもしれないが、体長5センチにも満たない。(PHOTOGRAPH BY MAURICIO PACHECO) 2005年、クモ恐怖症を自認する生物学者のトレーシー・サイモン氏は、ペルーのアンデス山脈にいた。高地のカエルを探して、岩をいくつもひっくり返していた時、岩の下に予期せぬ何かを見つけ、少し動揺した。「小さな巣穴から、細かな毛に覆われた小さなお尻が出ていたのです」。サイモン氏は同僚に頼んで、この生き物を1匹引っ張り出して写真を撮るのを手伝ってもらった。現れたのは、体長5センチのタランチュラだった。 標高4500メートル近い地点にタランチュラがいるというのは、思いがけない発見だった。毛に覆われたこのクモはふつう、乾燥した高地や氷河の下で暮ら

    タランチュラの新種7種を発見、過去最高の標高で
    nisatta
    nisatta 2018/08/31
    ハエトリグモはかわいいなと思えるのだが…
  • 植物はイモムシを共食いさせて身を守る、初の発見

    底なしの欲を持つイモムシから身を守るため、イモムシたちを共い行為に走らせる能力を持つ植物が存在する。(参考記事:「カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る」) オンラインジャーナル「Nature Ecology and Evolution」に発表された新たな研究によると、イモムシにべられそうになった植物は、防御反応として自分の味をひどく悪くする物質を発することがあるという。イモムシは、あまりのまずさに思わず仲間のイモムシをべてしまう。 「その防御効果は極めて高く、イモムシは葉をべることにストレスを感じるようになり、こんなものをべるよりは仲間をべたほうがましだと思ってしまうのです」と、米ウィスコンシン大学マディソン校の動物学研究者で、今回の論文を執筆したジョン・オロック氏は語る。論文によると、同種のイモムシを共いに走らせるこのような防御方法は、これまで知られていなかっ

    植物はイモムシを共食いさせて身を守る、初の発見
    nisatta
    nisatta 2017/07/13
    そういえばバスソルトって聞かなくなったな…
  • ネズミの喜ぶ表情が判明、くすぐって検証

    最新の研究成果によると、ネズミが喜んでいるかどうか見分ける一番のポイントは耳だ。上機嫌のネズミは耳がリラックスし、外側に向かって寝ているが(写真右)、そうでなければぴんと立っている(左)。(PHOTOGRAPH BY KATHRYN FINLAYSON) ネズミは喜びを感じるのだろうか。判断は難しい。ネズミは人間のように歯を見せて笑うわけではないからだ。 だがこのほど、ネズミ(Rattus norvegicus)が喜んでいるときの表情を、スイス、ベルン大学の動物行動学者ルカ・メロッティ氏の研究チームが見つけ、科学誌「PLOS ONE」に発表した。それによると、鍵を握っていたのは、耳だ。 研究結果によれば、実験室のネズミたちはくすぐられると大喜びして耳がピンク色になるほか、耳の力を抜いて外側に寝かせるのだという。 喜びや幸福感といったネズミのプラスの表情を見つけた研究はこれが初めてだ。これま

    ネズミの喜ぶ表情が判明、くすぐって検証
  • ハイエナの雌に「ペニス」、雌雄どう判別? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    鼻をすり合わせる、ケニアのマサイマラ国立保護区のブチハイエナ。雌のブチハイエナには偽の「ペニス」がある。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING, NATIONAL GEOGRAPHIC) 今回の記事では、読者から寄せられたこんな「性の疑問」に答えてみたい。「ハイエナの雌雄を素人が見分られる方法はありますか?」 アフリカにすむ捕者ハイエナは、ずる賢い動物として有名だが、彼らは自らの生殖器にまでトリックを仕掛けている。 雌雄を見分けるポイント 雌のブチハイエナは「長く伸びたクリトリスをもっており、これが雄のペニスに非常によく似ています」と、米ワイオミング大学の動物学者サラ・ベンソン=アムラム氏は言う。 この「擬ペニス」のそばには、きちんと「睾丸」まで備わっている。実はこれは陰唇が結合してできたもので、中には脂肪組織が詰まっている。 さて、それを踏まえたうえで、ブチハイエナの

    ハイエナの雌に「ペニス」、雌雄どう判別? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    nisatta
    nisatta 2016/04/21
    「ブチハイエナの雄と雌が、互いに興奮してあいさつを交わし合っているときには、どちらも勃起する」
  • ハタネズミ、妻を得て初めてメスの違いを認識

    オスのプレーリーハタネズミは、独身のうちはメスを見分けることができないが、パートナーを得ると脳に変化が起きて、メスを見分けられるようになる。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) セックスはカップルの関係を大きく変える。しかしオスのプレーリーハタネズミの場合、脳まで変わってしまう。 プレーリーハタネズミは北米原産の毛の長い小型のげっ歯類で、哺乳類には珍しくほとんどの個体が一夫一婦制をとる。つがいの多くは同じ巣穴に住んで、一緒に子育てをし、パートナーと過ごすのを好む。(参考記事:「カップルへの酒の影響、オスメスで違い、ハタネズミで判明」) そう聞くと、プレーリーハタネズミにも自分にぴったりな相手を選ぶための恋愛沙汰があると思いたくなるかもしれない。ところが、少なくともオスについては、そうではないらしい。 オスのプレ

    ハタネズミ、妻を得て初めてメスの違いを認識
    nisatta
    nisatta 2015/09/09
    身も蓋もなくて面白い
  • 系統学で見る「赤ずきん」のルーツ

    民話「赤ずきん」は、さまざまなバージョンが世界中で語られている。最新研究では「赤ずきん」と、もう1つの似た物語「狼と七匹の子山羊」がどこで生まれ、どのように進化していったかが定量分析によって追跡された。 Map by Matthew Twombly, NG staff. Source: Tehrani, J. J. PLOS ONE 2013;8(11):E78871 これは世界中で語られてきた物語だ。「赤ずきん」が祖母の家を訪ねると、祖母をべたオオカミが、祖母の服を着て、赤ずきんのこともべようと待ち構えていた。その後の展開は、話のバージョンによって異なる。 赤ずきんはべられたのか? 通りがかった狩人がオオカミの腹を割いて赤ずきんを助け出したのか? 赤ずきんがオオカミをだまして外へ出るのか? イランの一部地域では、幼い女の子が一人で出歩いたりしないという理由から、危険な目に遭うのは男

    系統学で見る「赤ずきん」のルーツ
    nisatta
    nisatta 2015/09/04
    シュメールの肋骨の女神ニンティがキリスト教のイヴの原型って話とか聞くと歴史の悠大さに気が遠くなる。
  • 第24回 朝型勤務がダメな理由

    最近、「朝型勤務」が話題だ。言い出しっぺの政府から範を垂れるということか、まずは今夏7〜8月に国家公務員の始業時間を原則1~2時間前倒しすることを決めたらしい。この種の話は時々登場しては自然消滅するが、今回は安倍首相が閣僚懇談会で朝型勤務の推進を直接指示したそうだから、これは重い。実際、厚生労働大臣名で経団連、日商工会議所、全国中小企業団体中央会に朝型勤務推進の協力を要請したとのことで、その気度が伺い知れる。 私の勤務先は行政府とのつながりが深く、現在でも厚労省関係の研究事業を数多く請け負っているし、医療政策上の提言などもする。国が決めた施策に真っ向から異論を唱えるのはいささか具合が悪い面もあるのだが、率直に言ってこの朝型勤務は「いただけない」。多数の労働者とその家族に心身両面の負担をかけることになるため、実行するのであれば少なくともセーフティネットを張る必要がある。

    第24回 朝型勤務がダメな理由
    nisatta
    nisatta 2015/05/14
    国家公務員の負担軽減が主眼なんじゃないかな…(毎日:http://goo.gl/PgknEx)「概算要求の提出期限も延長する方向」/ 2014年「厚労省相次ぐミス」(blog:http://goo.gl/QvSYOE)「官僚たちの疲弊」(http://goo.gl/qqV1Ij
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