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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (27)

  • 【本棚を探索】第1回:ブランコ・ミラノヴィッチ『資本主義だけ残った』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『労働新聞』に代わる代わる月1回連載してきた書評コラムですが、新年からは「棚を探索」というタイトルで、引き続きやっていきますのでよろしく。 その第1回目が日ネット上にアップされています。ブランコ・ミラノヴィッチの『資主義だけ残った』です。 https://www.rodo.co.jp/column/119798/ 昔のキャラメルのCMではないが、1冊で2度おいしいだ。1つ目はアメリカをはじめとする今日の西側の資主義を「リベラル能力資主義」と規定し、それがもたらすシステム的な不平等と、それがなまじ能力による高い労働所得に基づくがゆえに旧来の福祉国家的な手法では解決しがたいパラドックスを描き出す第2章である。 19世紀の古典的資主義では、資家が裕福で労働者は貧しかった。20世紀の社会民主主義的資主義では、社会保障や教育を通じてかなりの再分配が行われた。これに対して、21世紀の

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  • 今年1年間『労働新聞』で12冊を書評 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    今年は1月から、『労働新聞』紙上で毎月1回、「Go to 書店」という書評コラムを書くことになりました。12冊の選び方に対してはいろいろとご意見のあるところかもしれませんが、わたくしとしては毎回楽しく書評させていただきました。 松永伸太朗 『アニメーターはどう働いているのか』 書は令和2年度労働関係図書優秀賞を受賞した作品だ。著者には昨年12月、私の司会で労働政策フォーラム「アニメーターの職場から考えるフリーランサーの働き方」の基調講演とパネルディスカッションにも出演していただいた。 昨年来のコロナ禍で、フリーランス対策は政府の大きな課題になりつつあり、その中で注目を集めているのが、書のテーマであるアニメーターである。何しろ、いまや日の国策となったクール・ジャパン戦略の中核に位置するのが、最も競争力のある輸出財ともいわれる日のアニメだからだ。 アニメーターといえば、一昨年にNHKの

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  • 採用における人種差別と国籍差別 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    どこかの大学の特任准教授氏のつぶやきが炎上しているようですが、話が採用における差別ということなので、燃え上がる頭の整理のために、法制上の概念整理だけしておいたほうがいいでしょう。 https://twitter.com/Ohsaworks/status/1197017322185052161 そもそも中国人って時点で面接に呼びません。書類で落とします。 このつぶやきは、 https://twitter.com/taisuke_hory/status/1197016493491245056 もしある人が面接に来て、その人が中国国籍だったらどうします? に対するものであるので、このでいう「中国人」とは中国の国籍を有する者を指し、国籍のいかんを問わず民族としてのチャイニーズに属する者をさすわけではないようです。 もっとも、中国の国籍という概念自体が国際政治上は大変複雑で、中華人民共和国の国籍を有

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  • 『ミッキーマウスのストライキ!』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、昨日ノーベル物理学賞がらみで職務発明関係の座談会を紹介した『月間連合』10月号ですが、実はとても面白いの紹介をしています。 http://www.jtuc-rengo.or.jp/shuppan/teiki/gekkanrengo/backnumber/new.html 篠田徹さんの「篠田教授の労働文化耕論」で、『ミッキーマウスのストライキ!』というを紹介しているのです。 版元の宣伝文を引用しておきますと、 日ではほとんど語られることのない米国のアニメ界の労働組合運動。アニメーターたちの姿を20世紀初頭からさかのぼって追っていく。写真・イラスト・当時の新聞記事など豊富な図版とともに紹介。 ディズニーやドリームワークスで世界的ヒット作に携わってきたアニメーターによる、米国・アニメーション界の裏側の歴史を伝える貴重な一冊! ですが、篠田さんはとりわけ訳者の久美薫さんの腕前に感嘆の声

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  • 労働法教育の前にまず民法を - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    てなことをいうと、一世代か二世代くらい昔であれば、せっかくブルジョワ市民法原理を克服する労働法を確立したのに、元に戻れというのか?と怒り心頭に発したおしかりを各方面から受けることになったに違いありませんが、いやいや昨今の労働者の相談なるものをみていくと、そんな先走ったあれこれの労働者の権利なんてものに行く前のもっともっと前の段階で、それこそブルジョワ市民法原理をもちっとしっかりと身につけてもらわんことには、どうしようもないという姿が浮かび上がってくるわけでごぜえますだよ。 http://www.rochokyo.gr.jp/html/2014bn.html#9 労働調査協議会の『労働調査』9月号が「個別労働紛争解決のために」という特集を組んでいるのですが、その中で、連合・非正規労働センター・次長の丸田満さんが書いている「連合「なんでも労働相談ダイヤル」にみる個別労働紛争の現状と今後の課題」

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  • ジュンク堂池袋店トークイベント実録(修正入り版) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨晩、ジュンク堂池袋店で行われた市野川容孝さんとわたくしのトークイベント「「社会的なもの」と「新しい労働社会」」には、雨の中にもかかわらず金子良事さんはじめ多くの方にご出席いただき有り難うございました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/by-07ba.html その様子を、alice(alicewonder113)さんがつぶやいておられますので、若干の誤解点を修正しつつ、紹介しておきたいと思います。 https://twitter.com/alicewonder113 昨日のジュンク堂のトークイベントをしばらく連ツイします。 濱口:The Socialというのは「社会」じゃないんだよね。昔ヨーロッパ行って雇用社会局にいた時、みんな「ソーシャル・ヨーロッパが危機に瀕している」と言っていた。「ソーシャル・ヨーロッパVSリベラル

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  • 何で日本の左派なひとは「成長」が嫌いか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    メモ書きとして: ジョブ型社会では、経済成長すると、「ジョブ」が増える。「ジョブ」が増えると、その「ジョブ」につける人が増える。失業者は減る。一方で、景気がいいからといって、「ジョブ」の中身は変わらない。残業や休日出勤じゃなく、どんどん人を増やして対応するんだから、働く側にとってはいいことだけで、悪いことじゃない。 だから、ブログでも百万回繰り返してきたように、欧米では成長は左派、社民派、労働運動の側の旗印。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-5bad.html(「成長」は左派のスローガンなんだが・・・) http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-211d.html(「成長」は労組のスローガンなんだし) メンバーシップ型社会では、景気が良くなって

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  • OECDの最低賃金論再掲 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    未だにこういう戯言をはき続ける御仁がおり、それに影響される政治家がいるという状況下では、もう5年半も前のブログのエントリをそのまま再掲しなければならないようですな。 そのこと自体が日社会の知的状況を物語っているわけですが。 http://twitter.com/ikedanob/status/274724260117897216 最低賃金の廃止は、半世紀前にフリードマンの提唱した政策で、経済学者はほぼ全員賛成しているが、政治家はほぼ全員が反対。これは論理ではなく心理の問題。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/oecd2006_f064.html(OECD雇用見通し2006の最低賃金論) 新聞各紙は規制改革会議が最賃を批判したというところに関心を集中しているようなので、世界の優秀なネオリベ系エコノミストを集めたOECDの最

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  • 政治学者舛添要一氏の名言 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「現代ビジネス」の「舛添レポート」というのは、もちろん政治家舛添要一のメッセージを示す場なのでしょうし、実際前半はそういう文章なのですが、後半にはいると、さすがに昔取った杵柄というか、政治学者舛添要一の片鱗がほのかに感じられ、かつて駒場で舛添ゼミにいたこともあるわたくしとしては、そこで読まされたが登場していることもあり、懐かしさから思わず引用してしまいました。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34036 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34036?page=2 「一億総白痴化」を推進するマスコミ 政治的リーダーシップについて、最近考えていることを少し書いてみたい。東大政治学の研究者になったときに、最初に取り組んだのがナチズム、ファシズムの研究である。数多くの文献にあたったが、その中でも印象に残っているのが、

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  • 労働者自主管理は究極のメンバーシップ型 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    POSSE坂倉さんとマシナリさんのやりとりから、 http://twitter.com/magazine_posse/status/219359760867274752 『POSSE vol.15』の小熊さんインタビューを評価していただいてますが、「集団的労使関係の再構築が重要だと考えている立場」からむしろ、熊沢誠さんのインタビューを論じていただきたいですね。/根的な誤解 http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-518.html#comment845 POSSEの板倉さんからツイートをいただいたようです。 「板倉」じゃなくて「坂倉」です、と、私がいうのも変ですが、 ・・・熊沢先生は組合側と管理者側がバーターで手当などを措置するマヌーバー的(背面服従)な癒着を断って、公務員が自らの仕事を「自律」することが必要だということを指摘されているのですが

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  • 鈴木和雄『接客サービスの労働過程論』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    鈴木和雄さんから大著『接客サービスの労働過程論』(お茶の水書房)をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.ochanomizushobo.co.jp/cgi-bin/menu.cgi?ISBN=978-4-275-00967-8 従来の生産労働を中心とした労働過程とはいちじるしく異なる相貌を呈している接客サービス労働過程が提起する諸問題を、接客労働の3極関係、感情労働、労働移転という3つの主題にそくして理論的に考察する。 実は、ブログで以前、鈴木さんの「接客労働の3極関係」という論文を取り上げたことがあります。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-a900.html(顧客が第2のボスになる) 何にせよ、「お客様は神様でございます」の世界で、「お客様が第2のボスにな」ってしまったら、ボスが

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  • 頭の整理のために - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    そろそろ騒ぎも一段落かと思いきや、当の政治家の近辺に延焼しかかっているようですが、そういう次元はさておき、ここでは頭の整理のために、もう少し原理的なレベルでものごとの筋道を考えておきましょう。 まず、財の一方的移転を受ける人が労働可能な人であるかそうでないかというのが大きな分かれ目でしょう。日ではごく最近になるまで健常な就労可能年齢の生保受給者が極めて少なかったのですが、近年それが激増していることがワークフェア的な制度の見直しを要請しているのであり、それはここ十数年来の欧米の動向とも対応するものでもあります。ややもすると坊主憎けりゃ的に取り上げられる大阪市の生保対策も、そういう大きな流れの中ではそれほど踏み外しているわけではなく、そもそも知っている人は知っているとおり、平松前市長の時代から進められてきているものでもあります。 働ける人にはできるだけ働いてもらう・・・というのは、裏返すと、

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  • 社畜とフツーの労働者の間 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    題名は売らんかなですが、中身は(ある部分までは)極めてまっとう。 ただし、根的なところに勘違いがあるので、そのまっとうさが大変歪んだ形で現れてしまうという致命的な問題があります。 藤さんがサラリーマンの4大タブーと呼ぶのは次の4つです。 >個性を大切にしろ 自分らしく生きろ 自分で考えろ 会社の歯車になるな こんなメッセージに惑わされてはいけないといいます。 まったくその通り。雇用される労働者になろうとする者にとっては。 世界中どこでも、雇用契約とは、指揮命令下で労働を提供するということは、組織の歯車になるということです。 単なる歯車として、約束しただけの労働を提供する。それ以上は知らない。歯車は歯車であって、脳髄ではないのですから。 それがいやなら、自営業者になるか、雇用契約であっても極めて裁量性の高いエグゼンプト、つまりエリート労働者になるか、であって、世界中どこでも、フツーの労働

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  • 赤木智弘氏を悩ませたリベサヨの原点-マイノリティ憑依 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これはいろんなテーマがやや雑多に詰め込まれた感のあるですが、ブログの関心からすると、何よりもまず第3章、第4章のあたりで論じられている「マイノリティ憑依」の現象が、例の赤木智弘氏を悩ませた日的「リベサヨ」の歴史的原点を見事にえぐり出しているという点において、大変興味深いです。 http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036720 佐々木氏によると、その出発点は1965年、『ドキュメント朝鮮人 日現代史の暗い影』というにあります。それまでもっぱら被害者としてのみ自分たちを見ていた日人に加害者意識を初めて提起したのです。それに続くのはベ平連の小田実。そして出入国管理法案をめぐる華僑青年の自殺から引火した華青闘の7・7告発。それらを総括するような形で著された津村喬の『われらの内なる差別』。 こういう流れを佐々木氏は「マイノリティ

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  • 偽装「元総務官僚」による誹謗中傷の一件 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ツイッター上で、「k049118(元官僚R.S.)」なる人物により、以下のような事実に反する誹謗中傷が行われているようです。 この記述の限りでは、誰が誰に対して何を言ったのかは分かりませんが、少なくとも私の名前を出して事実無根の誹謗中傷を行っていると認められますので、このままそれが取り消されないのであれば、法律上の措置をとる用意があります。 これは池田信夫氏が良くやるような、言ってる中身がどうこうと言うことではありません。わたくしが「地下」なる名前でこの「k049118(元官僚R.S.)」氏に対して何かを述べたという事実そのものが、全く事実無根であるということです。 そもそも、わたくしはいつも、「濱口桂一郎」という名前とその属性を明らかにした上で発言しています。わたくしが匿名で何事か批判したかのように述べること自体、許し難い誹謗中傷と言わなければなりません。 その上で、中身についても私に

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  • 生活保護提言型仕分けのインプリケーション - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    新聞等でも取り上げられている去る勤労感謝の日にわざわざぶつけた社会保障関係の提言型仕分けですが、その中でも、生活保護に係るものが、労働政策にも一定のインパクトを与えると思われますので、原資料にもとづいて見ておきましょう。 http://sasshin.go.jp/shiwake/detail/2011-11-23.html#B5-7 ここにいろいろ並んでいますが、そのうち、「B5-6 : 社会保障:生活保護の見直し(生活保護医療の見直し等)」では、支給額、生活保護医療、貧困ビジネスと3つの論点に分けて書かれています。ここでは最初の支給額のところの概要。 >生活保護基準(支給額)については、自立の助長の観点を踏まえ、基礎年金や最低賃金とのバランスを考慮し、就労インセンティブを削がない水準とすべき。社会保障審議会生活保護基準部会においては、こうした方針を反映していただきたい。 あわせて、求職者

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  • サービスの生産性ってなあに? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なんだかこのネタもブログで何回か取り上げたネタだったような気がしますが、社会経済生産性部が「同一サービス分野における品質水準の違いに関する日米比較調査」という大部の調査結果報告をまとめていますので、二番煎じ的ですがまた取り上げます。 http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/01.data/activity000911.html >1. 多くの分野で日のサービス品質は米国よりも高いと評価されています(日人調査では19種類、米国人調査では16種類)。 特に地下鉄、タクシー、航空旅客のような交通手段関連サービスで、日の品質は日人・米国人双方から高い評価を得ています。 2. 反面、多くの分野で日のサービス価格は米国より高いと評価されています(日人調査・米国人調査とも、病院を除く17種類)。また、米国人は、日のサービスは品質に対して割高と感じていま

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  • スマイル0円が「ホスピタリティの生産性」? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    天下のいんちきりんさんに、山形浩生氏が噛みついていますが、 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20111121(今、日で最も時代遅れな団体=「経団連」) >そしてこの分野、日は圧倒的な競争力があります。アメリカのスタバで、スタッフの態度があまりにあまりなため、ゲンナリしてコーヒーが不味く感じられた経験のある人も多いはずです。にこやかにきびきび対応しても、ムスッとぞんざいに対応しても労働時間は代わりません。けれど「客が感じる価値」は圧倒的に違います。日は「ホスピタリティの生産性」が非常に高い国なんです。 http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20111122/1321955537(日の優位性がホスピタリティ産業、ですって? ご冗談を。) >日人は日の「サービス」がきめ細やかでよいと思っているけど、実際は日の「サービス」の多

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  • 司法修習生の労働者性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    uncorrelatedさんの「ニュースの社会科学的な裏側」ブログが、司法修習生への給費制を貸与制に変える問題について、世の議論とはひと味違った角度から論じています。 http://www.anlyznews.com/2011/10/blog-post_4269.html >司法修習生への給費制を貸与制に移行する事で、法曹界では反対が根強い。しかし、その必要性は法曹界のアピール不足で明確ではないように感じる。法曹界は、(1)経済的負担、(2)人材の多様性の確保、(3)公共心や強い使命感の醸成、(4)兼職禁止や守秘義務等の代償と、過少供給問題の防止で給費制の必要性を主張しているのだが、実際に共感ができるのは、法曹界が主張しない司法修習生の労働者性を理由にした必要性だからだ。 特定の職業に就くために、かなり長期にわたるしかも他に代替性の極めて乏しい教育訓練を受けなければならない場合に、その教育

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  • あごら起業塾に走る前に・・・『<起業>という幻想』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    谷口功一さんより、その訳書、スコット・A・シェーン『〈起業〉という幻想 アメリカン・ドリームの現実』をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08164 さて、書は題名どおり、今や日でも鉦や太鼓で持て囃されている「起業」(アントレプレナーシップ)の神話を完膚無きまでに叩きのめしているです。しかも、その手法が徹底的に実証主義。かつ、これは人によって趣味が分かれるかも知れませんが、翻訳の文体が、あの山形浩生訳クルーグマン風の、ちょいとかっこいい口調であるのも、内容にマッチしています。 >会社を辞めて「起業」に走る前に マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルを立ち上げたスティーブ・ジョブズ、オラクル創業者のラリー・エリソン。こうした人物に象徴されるように、身ひとつでたたき上げた「起

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