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ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (20)

  • 「志向性」から「相互主体性」へ(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 理性と暴力―現象学と人間科学 (Phaenomenologica) 作者: 現象学解釈学研究会出版社/メーカー: 世界書院発売日: 1997/06メディア: 単行購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (13件) を見る 浜田寿美男「還元としての子供――「私」というものの発生の手前で」の続き。 「目」について; 人の目はただの眼球ではない。自分自身がみずからの目を通して外の世界に向かっていると同時に、私たちは他者の目の外の何かに向かう主体を感じとってしまう。そこにあるのは単なる物体としての眼球ではなく、主体を生きる目なのである。なぜそうなってしまうのか、その理由を私たちは知らない。ただ他者の目が私自身にとってもう一つの主体として現象するということ自体は、否定しようのない事実である。もちろん、これを物体として見ることができないわけではない。現に眼科医は、患者の目を眼

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  • 「一般意志」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20120306/1331001376 http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20120308/p1 ジャン・ジャック・ルソーの「一般意志(volonté générale)」の意味が問題になっているようだ。そこで、『社会契約論』第2編第3章「一般意志は誤ることがありうるか(Si la volonté générale peut errer)」の井上幸治訳(中公文庫)と仏語原文*1を見てみた。曰く、 全体意志と一般意志には、しばしば多くの差異がある、一般意志は共同利益にしか注意しないが、全体意志は私的利益を注意するもので、特殊意志の総和にすぎない。しかし、この特殊意志から、相殺される過剰の面と不足の面を除去すれば、一般意志がその差の合計として残るのである。(p.41)ルソーの謂う「一般意志」って

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  • 04地帯 - Living, Loving, Thinking, Again

    小谷野敦*1「『滝山コミューン』の衝撃」http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20110717 小谷野氏、原武史『滝山コミューン』について語る。 これを読んで、小谷野氏と原氏と俺には或る共通点があることに気づく。1年くらいの時差を伴った略同時期に東京郊外、つまり市外局番が04の地域で育っていることだ。ただ小谷野氏と原氏は武蔵国であり、俺は下総国ではあるが。 さて、小谷野氏は「愕然としたのは、原が私と同い年で、その小学校時代のことを描いているのに、全然共感したり同時代性を感じたりすることがないからである」という。『滝山コミューン』というを読んでいないので、論評は避ける。 「中学受験などということもまったく話題にならなかった」という。俺の場合はどうだったろう。小学生の俺はそもそも「四谷大塚」という塾の存在を知らなかったわけだが、「中学受験」というのは他人事でしか

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  • 〈ニュー・エイジ〉とイルミナティ - Living, Loving, Thinking, Again

    A Culture of Conspiracy: Apocalyptic Visions in Contemporary America (Comparative Studies in Religion and Society) 作者: Michael Barkun出版社/メーカー: University of California Press発売日: 2006/04/04メディア: ペーパーバック クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110703/1309670384の続き。 Michael Barkun A Culture of Conspiracyからのメモ。〈ニュー・エイジ〉と「イルミナティ」陰謀理論について。 先ず〈ニュー・エイジ〉は”a construct variously describ

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  • 「思いどおりにならない」(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again

    ことばの顔 (中公文庫) 作者: 鷲田清一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (13件) を見る 鷲田清一『ことばの顔』*1からまた抜書き。今度は、陰謀理論な人には〈偶然〉はないと書いたこと*2に対する補足のようなもの。 パスカル『パンセ』の 人間は、天使でも獣でもない。そして不幸なことに、天使のまねをしようとすると獣になってしまう。という一節を枕にした「二重性――パスカル」というエッセイに曰く、 しかし、思いどおりにならない、思いとは反対のほうにばかり事態が進むというのが、ほんとうは、現実というもののいちばんリアルな感触なのかもしれない。たとえば、風がどうしても止まないとか、犬が言うことをきかないとか、子どもが思いどおりに育ってくれないとか。一筋縄でいくこと、一つの筋道としてきちんと物語れるもののほう

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  • 読む/書く - Living, Loving, Thinking, Again

    有村悠「文学部へ行くのは社会的な犯罪に近い、か?」http://lunaticprophet.org/archives/5145 あの池田信夫*1が何かごにゃごにゃと呟いたらしい。これに対してはいちいち論評はしないが、もし池田の呟きに共感してしまう奴が一定数いるとすれば、それは〈文化〉なるものへのルサンティマンという社会的雰囲気に関係しているのかも知れない*2。まあ池田信夫観察家・批判者として知られている某なんかはどんなコメントをつけるんだろうね。 さて、誰かがコメント欄に曰く、 私は、経済学部の出身ですが、文学部は「使い物」になると思いますよ。インターネットやスマート・フォンや電子書籍が社会インフラの主流になる近未来には、流通費や製造コストや顧客を一人増やすあたりのコスト(Marginal Cost)がゼロで、コンテンツそのものが、経済財(希少性のある財)になる。だから、大事な事は、

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  • スピノザについてのメモ - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 柴田寿子「古典をめぐる思想史学の冒険」(『未来』499、2008)からの抜書き。 スピノザは、今日言うところのリベラリズムやリパブリカニズムに好意的なのだが、西欧の典型的な近代民主主義論やリベラリズムの思想潮流とは根的前提を共有していない。そのことにいち早く気づいたのは、スピノザを「野生の異例性」と呼んだA・ネグリであろう(ただ異例さが「マルチチュード」の概念に収斂するかどうかは、思想史学としては疑問であるが)。 たとえばスピノザは、自然は個人を作るが民族や階級を作らない、というよく引かれる有名なフレーズを残している。西欧のキリスト教文化圏における個人とは、伝統的に「人格(persona)」の意味を帯び、とくに宗教改革以降は自分の良心に従い自由意志によって信仰を選び取る主体、デカルト以降は近代的理性的主体としての意味が前提される。しかしスピノザにとって「個individuum」

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  • 古事記には - Living, Loving, Thinking, Again

    『読売』の記事; 外交の舞台に適さず?平山画伯の絵に自民会議で批判の声 平山郁夫氏の描いた「日列島誕生図」が東京・麻布台の外務省飯倉公館に飾られていることに対し、18日の自民党の外交関連合同会議で批判が出た。 「日列島誕生図」は、古事記などにある「国生み」の神話をモチーフに描いたとされる日画。17日に中曽根外相とクリントン米国務長官の会談が行われた同館のレセプションホールに飾られていて、しばしば写真撮影の背景に映る。 ◇ 合同会議で問題とされたのは、北海道や沖縄などが描かれていない点で、「外交の舞台に掲げる絵としてふさわしくない」という声が上がり、柴山昌彦外務政務官が展示を取りやめる意向を示した。 外務省は「経緯はわからないが、昔から飾られている、すばらしい絵だ」と思わぬ批判に戸惑っている。 (2009年2月19日05時03分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.

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  • ハラスメントを巡って落書き - Living, Loving, Thinking, Again

    立命館大学における写真撤去事件を巡っては、http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20090123/1232712191を参照。また、読むのに不快感を耐え忍ばなければならないが、http://14471.iza.ne.jp/blog/entry/898876/にも新聞記事が全文引用されている。私はその作品を見ていないので、それについて云々することは断念しなければならない。 これを巡って、天原誠という人が「立命館大学におけるセクハラ写真の撤去を支持する」というエントリーを書いている*1。このエントリー、ことを「異性愛」対「同性愛」の対立で語っている、またどうやら「性同一性障害」を「同性愛」(或いは「ゲイ」)と取り違えているらしいという事実認識の準位における問題性がある。「クィア」という言説的なスタンス、また「性同一性障害」はまさに「異性愛」/「同性愛」という対立を脱構築する

    ハラスメントを巡って落書き - Living, Loving, Thinking, Again
  • 実体としての機械ではなく - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 すでに各紙各局が指摘しているとおり、「少子化問題は女性の問題」としたことの方が問題なわけですよ。担当大臣なのにさ。 だから、柳沢さんはしょうもない弁明をせずに、↓のように言うべきだったと思います。 「一方、今の男性はたくさん子どもを作れなくなってるんじゃないか。産ませる機械と言ってはなんだが、産ませる役目の人も頑張ってもらうしかない。機械と言ってごめんなさいね。この産ませる機械が今不良品になっているんじゃないか。これが問題なわけです。なぜ不良品か。若い人たちはワーキングプアといって働いても十分な収入が得られなくなっている。一方正社員も長時間の時間外労働によって疲弊している。これじゃ子づくりなんてとても無理です!これを改善して産ませる機械にもがんばってもらって、出生率をあげなければいけない」 ほら、よっぽど厚生労働大臣っぽいじゃん。 チンコたたないと、産む機械だって産むもの産めませ

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  • 「「ケータイ小説」がベスト3独占」 - Living, Loving, Thinking, Again

    Skeltia_vergberさん*1に教えていただく。 『読売』の記事なり; 「ケータイ小説」がベスト3独占、07年文芸部門 2007年の書籍の年間ベストセラー(トーハン調べ)が4日発表され、女子中高生に愛読されている「ケータイ小説」が文芸部門のベスト3を独占、ベスト10では5作がランクインした。 文芸書が売れない中、“素人”が書いた小説が次々とミリオンセラーになる現状は、出版界に大きな衝撃を与えている。 集計期間は昨年12月から今年11月。1位は上下巻で累計200万部の美嘉著「恋空」(スターツ出版)。この作品は映画化され、公開1か月で240万人を動員する大ヒットとなっている。2位、3位には上下巻で計100万部のメイ著「赤い糸」(ゴマブックス)、美嘉著「君空」(スターツ出版)だった。 「ケータイ小説」は、携帯電話やパソコンのサイト上に横書きで発表される小説。5年ほど前に登場し、「魔法のi

    nisemono_san
    nisemono_san 2007/12/06
    そういえば、恋空を読んだという人がその背景にあるだろう男性への嫌悪性に引っ掛からないのが気になる。個人的にはそれでジェンダー偏っているのかと思うと整合的。
  • 本音/建前? - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/nisemono_san/20061225/1167121719 まず最初に、《ホンネ》と《タテマエ》は決して別けられているモノではない。このように最初に別けられていない状態を私達は《ココロ》と指そう。《ホンネ》と《タテマエ》と述べる場合、素朴な用法としては、《タテマエ》を、私達は社会的関係性において自動的に決定される言説のことを指す。どういうことかといえば、社会的正義を論じる場合、私達は決してそれを《ホンネ》の部分から信じているわけではない。それらは、「そのことを言わなければデメリット、マイナスが存在している」ということを条件としている。また、「そのことを言うことによって、何かしらのメリットが発生する」ということも同時に行われるだろう。従って、《ココロ》の中でも、外側に表出されるべきものと、内側において留まるべきものの二分化が行われる。このよう

    nisemono_san
    nisemono_san 2006/12/27
    すばらしい批判。
  • 形式の問題 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/wadai/archive/news/2006/10/20061023ddm003070051000c.html 中川昭一、教育改革を語る。これについての真面目な論説はhttp://d.hatena.ne.jp/annntonio/20061023/1161578384とかhttp://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20061023/1161556867とかを参照されたい。 例えば、教員免許の更新制度が検討されている。日教職員組合の一部活動家は、自分が納得できないことは何をしてもいい、断固拒否する、では教師の資格はない。集会の自由は憲法上の権利だが、デモで騒音をまき散らす教員に児童・生徒の尊敬を受ける資格はない。免許はく奪だろう。これは内容というよりは形式を問題にしているわけだ。これは馬鹿

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  • フランクフルト学派 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://www8.ocn.ne.jp/~senden97/kihonhou_13_123.html 数年前まで、子どもの学力低下も歴史修正主義の跋扈もテロの横行も全て〈脱構築〉が悪いといわれていたのに、いつの間にか知的覇権が逆転して、「フランクフルト学派」にオールマイティな能力が与えられているようだ。何しろ、「今日の反戦運動、差別撤廃、フェミニスム、ジェンダーなど、すべてこの学派から出た理論によっている」ということなのだから。 ところで、まさかそんな人はいないと思うけれど、これを参考に社会学とか哲学のレポートを書いた奴は単位を落とす。ルカーチやグラムシを「フランクフルト学派」だとした時点でもうアウトでしょう。具体的なテクストの引用*1がないというのもあれだけれど、アクセル・ホネットやクラウス・オッフェという第3世代は勿論のこと、長老であるハーバーマスも言及されていない。さらに、驚くべ

    フランクフルト学派 - Living, Loving, Thinking, Again
    nisemono_san
    nisemono_san 2006/10/15
    フランクフルト派ちょうかっこいい
  • やはりこういうことは起こってしまう - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20060708/p1にて知る。 それぞれ、『朝日』と『読売』の記事; 朝鮮初級学校1年男児、男にたたかれる 大阪・生野区 2006年07月06日23時26分 6日午前8時20分ごろ、大阪市生野区田島2丁目の路上で、生野朝鮮初級学校1年の男児(6)が、自転車で近づいてきた男にすれ違いざまに平手で首の後ろを1回たたかれた。男児にけがはなかった。男はそのまま逃走した。生野署は暴行事件として捜査している。 調べでは、男児は制服姿でランドセルを背負い、同じ学校に通う6年生の姉と一緒に集団登校の集合場所にいた。男は40歳くらいで、ピンク色のカッターシャツに黒色のズボンだった。 同校の李英敏校長は「ここ数年、児童を狙った暴行事件は起きていなかった。昨日の(北朝鮮ミサイル発射の)影響と思わざるをえない」と話している。 http://ww

    やはりこういうことは起こってしまう - Living, Loving, Thinking, Again
  • スターリン - Living, Loving, Thinking, Again

    『産経』の記事なり; スターリン復権か “独裁者遊園地”建設順調 【モスクワ=内藤泰朗】ソ連の「赤い神」として君臨した独裁者スターリンの殿堂を今夏、ロシアのシベリアに開く準備が進んでいる。この“独裁者遊園地”とも呼ぶべき「スターリンランド」の建設は、地元の旅行業者が観光の目玉にしようともくろんでいるとされるが、プーチン政権がお墨付きを与えているスターリン復権運動とも重なってみえる。 ロシアの日刊紙イズベスチヤなどによると、「スターリンランド」構想が持ち上がっているのは、若き革命家スターリンが帝政末期に流刑に処されていたクラスノヤルスク地方トゥルハン地区のクレイカ村。地元で旅行会社を経営するポノマリョフ氏が最近、州都クラスノヤルスクで開かれた旅行博覧会で、州都から約1800キロ離れた同村にソ連時代に建設され、その後放置されてきたスターリン廟(びょう)を復興させると発表したことから明らかになっ

    スターリン - Living, Loving, Thinking, Again
    nisemono_san
    nisemono_san 2006/06/07
    スターリンランド!では我々は池
  • クールな「キモイ」 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://anotherorphan.com/2006/05/post_272.htmlで言及されている「キモイ」という言葉。その言葉の意味がちょっとずれているなと思った。同じ筆者のhttp://anotherorphan.com/2006/05/post_270.htmlを読むと、それははっきりする。この方は高校の先生で、件の「キモイ」は教えている高校生が使っているのに準拠しているようだ。曰く、 一方、今年の生徒は、「ウザイ」も「シネ」もほとんど最初から一度も言わない。変わりに、彼らの口から二言目には衝いて出てくるのは「キモイ」という単語だった。この単語は、彼らの自意識のありようが、個人的なる者に対する執着よりも、むしろ狭い共同体の価値観に対する執着にあることを示している。「ウザイ」とか「シネ」という言葉が依拠していたのが個人的な拒否感であったとするならば、「キモイ」という言葉が依拠

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  • 原告になる資格(南京) - Living, Loving, Thinking, Again

    王海平「民政局替両身亡流浪漢索賠30万」『東方早報』2006年4月18日 南京市高淳県で、昨年1人の50代のホームレス男性が自動車に轢き殺され、今年に入って、また1人の60代のホームレス男性が自動車に轢き殺された。何れの場合も身内の者は名乗り出ていない。南京市高淳県民政局は当地の「検察院」と協議して、被害者たちに代わって、ドライヴァー及び保険会社に損害賠償を求める訴訟を起こした。それに対して、法律の専門家たちは、死亡した被害者たちと民政局の間にはいかなる「直接的利害関係」もないので、民政局には「訴訟主体資格」がないとコメントしている。なお、もし民政局が勝訴した場合、5年以内に来損害賠償を受ける資格のある被害者の身内が現れなかったら、賠償金は、葬儀埋葬費用を差し引いた後、「国家所有」に帰するという。なお、「民政部門」は身元不明人(「無名氏」)の骨灰を保善し、「適時」に適当な場所に埋葬する義

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  • 法の効果のひとつとして - Living, Loving, Thinking, Again

    大屋雄裕さん*1が つまり単純なことであって、違法行為ないしは違法の嫌疑のある行為は摘発される可能性は0より大きく1より小さい。1にならないのは警察の人的資源が有限だからという理由もあるし、「完全な取締」を目指すと副作用としての人権侵害が洒落にならないからという理由もある。例えば各人の身体にマイクを内蔵して24時間警察がモニタしたりすれば個室で合意されるソープランドの売春も摘発できるのかもしれないが、そんな社会に住みたいかね、というわけだ。警察を含めた取締官庁がその労力を比較的必要性の高いものに集中する結果としての「取りこぼし」というものは必然的に発生するし、また時にはあまりひどくならない程度であればあえて放置するという、いわゆる「お目こぼし」が発生することもあるだろう。と書いている。また、「私には、アメリカと比べると日では「違法行為」の網を広めにかけた上でお目こぼしをする、ひどくなって

    法の効果のひとつとして - Living, Loving, Thinking, Again
  • 匿名性 - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 今井さんの来のblog*2の方はアクセス可能なようだ。さて、曰く; しかし、批判をされる方はそちらもリスクを背負っていただきたいです。私は批判的なメールを送られた方にはすべての方に携帯電話の番号は打ち明けています。また、批判している方でも非通知ではない方とは話しています。そして、多くは理解を得ることができました。中には一時間近く話した方もいましたが、最後にはお互いに納得しわかりあうことができたと思います。 (「今後は更新しません」http://blog.livedoor.jp/noriaki_20045/archives/50457743.html)〈イラク人質事件〉にとどまらず、何かことが起こると、匿名の手紙・電話の殺到というのは定番ではあるが、その動機というのは何なのだろうか。臆病者? 確かに。臆病だったら、黙っているか、せいぜい身内で盛り上がっていればいい。ある場合には羨

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