インターネットのゲームを通じて知り合った仲間で覚醒剤の販売などをしていたとして、九州厚生局麻薬取締部が無職の男女計5人を覚醒剤取締法違反(営利目的譲渡など)の疑いで逮捕していたことが30日わかった。 ネット掲示板「2ちゃんねる」で客を募り、覚醒剤を売った金で生計を立てネットゲームに興じていたという。同局は少なくとも約25都道府県の多数の客に販売したとみて、覚醒剤の入手先を追及している。 逮捕されたのは、千葉県船橋市の城尾学然(37)、奥田倫明(32)、山口悠耶(25)、大阪市平野区の村山拓司(25)、栗尾理沙(27)の5被告。いずれも同法違反で福岡地裁に起訴されている。 関係者によると、千葉の3人は1月6日、営利目的で覚醒剤約1グラムを宅配便で宮崎県の男性に発送し、3万円で販売した疑い。大阪の2人は4月11日、営利目的で覚醒剤約3グラムを自宅で所持していた疑い。