『秋山善吉工務店』 中山 七里 (著) 光文社文庫あらすじ父が眠る部屋から出火し、家が全焼してしまった秋山一家。 父・史親は亡くなり、遺された母・景子と息子の雅彦と太一は、史親の実家に身を寄せることになった。 工務店を営む、昔気質の祖父を苦手に感じる彼らに、新たな問題が次々と起こる。さらに、出火の原因を探る刑事が秋山家に接してきて…。 小四の太一は、小学校でいじめにあいます。 亡くなった父を犯罪者扱いするようなえげつないいじめです。 心も身体もボロボロの太一に、善吉が放った一言は「護ってやればいい」でした。 いじめた人間を護り、友達になれ、というのですが…。 高一の兄、正彦や母の稽古にも一筋縄ではいかない問題が発生しますが、善吉が見事に解決していきます。 まとめ自分の腕ひとつで生きてきた人間は底知れぬ強さと、あらゆるものを包み込む大きさを持っているのです。 かっこいいおじいちゃんの、人情味