【1月26日 AFP】エジプトの首都カイロで25日、古代エジプト王朝のファラオ、ラムセス2世(Ramses II)の巨大像が、建設中の「大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum)」の正面玄関に移された。関係者らは、観光客数の回復につながればと期待を寄せている。 3200年前に作られた重さ83トンの巨大像は、二つの大型トレーラーに設置された専用の金属フレームに収められ、軍楽隊が演奏する中、およそ400メートルの道のりをゆっくりと移動した。 ギザ(Giza)のピラミッド近くに建設中の博物館は1年以内に一部が開館される見通しで、ツタンカーメン王(Tutankhamun)のチャリオット(戦車)やベッドなど、貴重な品々を所蔵する予定。しかし、着工から16年経っても建設は70パーセントしか進んでおらず、建設費は10億ドル(約1100億円)を超えるまでに膨れ上がっている。(c)AFP
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