【ゲームの企画書】激動のゲーム業界を“変わらないこと”で生き抜いてきた日本ファルコムのスゴさとは?【業界初、加藤会長×近藤社長対談】 社長となって迫られた重大な決断は、コンシューマへの参入──お話を聞いていて、ほかのゲーム会社が拡大していくなかで、御社は“自社でやること”と“自社でやらないこと”の判断基準ができていったのかなと感じました。 加藤氏: 面倒くさいことはやらないようにしよう、みたいなね(笑)。 近藤氏: 「やめるっていう選択肢もあるんだぞ」と教わりました。 ──たとえば、近藤さんが社長を引き継いでから重大な決断の場面って、どういうシーンだったんでしょう? 加藤氏: 僕も聞きたい(笑)。 近藤氏: 僕は「ずっとパソコン用ゲームを作るものだ」と思って入社してきたので、途中でコンシューマ主体にすると決めたときが、ひとつの転機ですよね。まぁ、重大な決断というほどではないですが。そのとき