<2017年6月に隣国カタールを断交し、経済的にも封鎖してきたサウジアラビアだが、今度は物理的にもカタールを孤立させようとしている> サウジアラビアが、対立する隣国カタールをいっそう孤立させようとしている。半島国家のカタールが陸のサウジアラビアと接する部分に核廃棄物処理場や幅約200メートルもの運河を建設して、カタールを陸の孤島にする計画なのだ。 政府系のアルリヤド紙とオンライン新聞「sabq」の報道によれば、サウジアラビアは全長60キロに及ぶカタールとの国境沿いに軍事基地と核廃棄物処理場と幅約200メートルの運河を建設し、カタールを物理的にも孤立させる計画。 両国の関係は、2017年6月にサウジ主導の中東諸国がカタールと国交断絶して以来、危機に陥っている。 サウジアラビアとその同盟国であるバーレーンやアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトなどは、カタールが中東でのテロ活動を支援していると非
サウジアラビア・メッカの聖モスクで祈るイスラム教徒(2017年6月23日撮影)。(c)AFP/BANDAR ALDANDANI 【8月17日 AFP】サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ(Salman bin Abdul-Aziz)国王は、カタールからの巡礼者がイスラム教の聖地メッカ(Mecca)への大巡礼(ハッジ)を行えるよう、同国との国境を開放するよう命じた。国営メディアが17日伝えた。 これ先立ち、サウジアラビアは6月にカタールと断交して以来、初めて同国の特使を受け入れていた。国王による今回の措置は、中東で過去数年で最悪の外交危機が緩和に向かう最初の兆候となった。 国営サウジ通信社(SPA)を通じて出された声明によると、サルマン国王はカタールの巡礼者が「国境を越えてサウジアラビアに入国し、巡礼を行える」ようにすることを命じた。 また、サウジアラビアの航空会社の民間機をカター
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