「ヘレンド展」が、2018年1月13日(土)から3月21日(水)まで、パナソニック汐留ミュージアムにて開催される。 ヘレンドとは、1826年にハンガリーで創設された磁器製作所のこと。ハプスブルク皇帝の保護を受けて発展し、皇妃エリザベートをはじめとする王侯貴族たちが愛した名窯として、今日に至るまで高い評価を得ている高級磁器窯だ。 ヘレンドの魅力は、その華やかな文様と繊細な絵付け、また、花々や草木を模る、透彫りや彫塑飾りといった精巧な装飾技術にある。さらに、ヨーロッパで流行した中国趣味のスタイルにおいても独自の発展をとげ、シノワズリーの作品はヘレンド磁器の中でも最も魅力的なものとして重要視されている。 本展では、ヘレンドの誕生から現在まで、およそ190年にわたる歩みが、およそ150件230点の作品によって紹介される。ブタペスト国立工芸美術館が所蔵するヘレンド磁器コレクションを中心に、日本初公開