個人の特定を困難にする「 k-匿名化 技術」。データ利活用の動きが盛んになるにつれ、 プライバシー保護 の一手段として、重要性がますます高まってきています。 日立では、匿名化後のデータの質に注目。バランスの取れた「あいまいさ」を生み出す、新たなk-匿名化技術を開発しました。 上長を「おお!」と驚かせるアプローチは、学生時代の研究がヒントとなって生まれました。 (2015年6月2日 公開) プライバシー保護のあり方が注目されていますね。 原田 そうですね。近年、データ利活用の動きが盛んになっています。その一方で、データの第三者提供に関するルール等をより明確にし、プライバシーをきちんと保護しようとする動きもあります。このような世の中の動きを受けて、個人に関する情報…いわゆる「パーソナルデータ」の取り扱いに関する制度の見直しが、国によって2013年から進められています。 制度の見直しにおける論点