今朝見た夢。 舞台は、大きなリゾートホテル。 増改築が繰りかえされ、廊下は迷路のよう。 新館のフロントから旧館の端まで行くのに十五分くらいかかる。 おりしも台風のさなか。 登場人物は、ルームサービスの食事を運ぶ係の男ふたり。 今年入社したばかりの新人と先輩。 ルームサービス終了時間の十秒くらい前に注文が入る。 注文は、コーンスープ二皿のみ。 運ぶ先は、車椅子の老婆とその孫娘の部屋。 泊まっている部屋は、旧館の一番端。厨房から一番遠い。 ようするに冷めないうちに、男ふたりがスープを届けるだけの話。 ところが途中で停電になって、エレベータが止まり、ワゴン車が使えなくなり手で運ばなければならない。 旧館につながる地下道が水没していて、土砂降りの地上を歩かなければならない。 そういう困難が次々に二人の身にふりかかる。 で、新人はくじけそうになる。 だが、そのたびに先輩は笑顔でこう言う。 「これが私