後に「Windows 2000」と呼ばれることになる「Windows NT 5.0」の開発中,米Microsoftは短期間ではあるが米Cisco Systemsと協業し,Ciscoのアイデアのいくつかを新しいOSに組み込み,逆にNT 5.0の概念のいくつかをCisco製品に注入した(その証拠の1つがCiscoのVoIPソリューションであり,これはActive Directoryが必須である)。その後,両社の関係は冷え切ってしまったが,協業の成果は非常に有用なコマンド・ライン・ネットワーク・ツールである「Netsh」として今もWindowsに残されている。 たとえあなたがコマンド・ライン恐怖症でも,Netshのことだけは魅力的に思うだろう。Netshコマンドを使うと,コマンド・ラインやバッチ・ファイルを使用して,IPスタック設定を構成したり,DHCPサーバーをゼロからセットアップしたり,Wi