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7月20日(ブルームバーグ):今年6月、ベン・ゾット氏は長年の夢をかなえ、親しい友人と3週間のエベレスト登山に出掛けた。これが可能になったのは、同氏が再就職したソフトウエアのベンチャー企業エバーノートが有給休暇を無制限に認めているばかりか、休暇の記録さえも取らないからだ。 今年エバーノートが取得した人気の手書きアプリを開発したゾット氏は、「これは信頼に基づいたシステムだ」とした上で、「この会社は、従業員がスケジュールを自ら管理できるかのように待遇する」と説明した。 現在、従業員のストレスを減らし、会社に深刻な打撃となる高い離職率を引き下げようと無制限の有給休暇を認める企業が増えており、カリフォルニア州レッドウッドシティーに拠点を置くエバーノートもその1社だ。ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌(7月23日号)が報じた。 人材コンサルティング会社CultureRxの共同創設者、ジョディー
1月27日(ブルームバーグ):多くの人がとっくの昔に決着したと考えていた問題をめぐって、熱い論争が突如巻き起こった。日本経済が世界にとって取るに足らない存在になるかどうかという問題だ。 発表されたばかりの統計では、昨年の日本の貿易収支が31年ぶりの赤字に転落した。少なくともこの事例が意味することは、膨れ上がる債務の穴埋めに利用してきた巨額の家計貯蓄を今度は貿易赤字対策に使わなければならなくなるかもしれないということであり、これは不吉な兆候だ。 日本が無用の存在になるようことはないと、アイルランドのジャーナリスト、エーモン・フィングルトン氏は言う。同氏は最近、米紙ニューヨーク・タイムズに「The Myth of Japan’s Failur(日本の失敗という神話)」と題した論説を寄稿した。失敗どころか日本は世界が模倣すべきモデルだという同氏の説があまりに大きな反響を呼んだため、ノーベル経
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