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ブックマーク / agora-web.jp (4)

  • SIMロック狂騒曲と携帯端末メーカーへの鎮魂歌

    Sonyにはなお若干の可能性が残されているかもしれないが、日の携帯端末メーカーは世界市場ではほぼ完全に死に絶えそうな状況だ。 スマホの浸透に伴って世界の携帯端末市場は一変しつつある。Nokiaのシェアの一部を蚕出来たかもしれなかったLGや台湾メーカーのHTCも難しい状況である上に、最近はiPhoneだけでなく、Samsungさえもが一時の勢いをなくしているようだ。勢いがあるのは中国メーカーだけで、Huawei、ZTE、Lenovo、小米(Xiaomei)、酷派(Coolpad)、TCL、Hisence等々が代表格だが、その他にも何十社ものメーカーがある。多くの発展途上国では、流通チェーンを抑えた現地会社が、中国の中堅以下のメーカーに価格を競わせて、自社ブランドを一気に立ち上げているケースも多くなってきた。 日の携帯端末メーカーは、Ericssonとの合弁で世界市場で或る程度の販売チャ

    SIMロック狂騒曲と携帯端末メーカーへの鎮魂歌
  • TPP反対派の本音

    自由貿易で滅んだ国はないし、保護貿易で栄えた国もない。1930年代にスムート=ホーレイ法などの保護主義によって世界経済が崩壊したことを教訓として、ナショナリズムを超えて自由貿易を進めようというのがGATTやWTOの精神です。その何が問題なのか、TPP反対派の主張を論理的に理解することは困難です。 反対派の代表格である中野剛志氏が主張していることは、「TPPで輸出は増えない」ということと「安い農産物の輸入が増えてデフレになる」という2点につきます。輸出がそれほど増えないというのは正しいが、それがどうしたのか。輸入が増えたらなぜ困るのか。 中野氏は「関税が撤廃されて米の価格が下がっても、ひとりひとりの消費者には大したメリットがない」という。たしかに米の年間消費量は1人約60kgだから、778%の関税が撤廃されて10kgで3000円の米が400円になっても、年間15000円ぐらいの節約にしかなり

    TPP反対派の本音
  • 正解のない人生を生きるということ:これからの日本と世界

    の若者のあいだでは「やりたいことが見つからない症候群」というものが、未だに蔓延しているらしい。3、4年前にとある音楽評論家が人気バンド・ミスター・チルドレンを「自分を探して、15年。いまだ、見つからず」と評していたことを懐かしく思い出す。 音楽をやって、日でトップバンドになっても、まだ探したいものは見つからないのだから、ただ何も考えずに他人の真似をして生きても何も見つからないだろう。 「何か」が自分の人生を変えてくれるという当てのない希望、それがこの病気の根的な原因のような気がする。自分を完全に満たしてくれる何かなんて、そもそも当にあるのか?完全に満たされた人生なんてものは幻想で、結局は人生、「そこそこうまくいけば、めっけもの」ではないのかと思う。 もし、自分が「あなたが当にやりたいことは何か?」と訊かれたら、答えられないだろう。その時々に自分がベストと思う決断を下すことにしか

    正解のない人生を生きるということ:これからの日本と世界
  • 円安で株価が上昇しなくなった

    円が売られている。今日のドル円相場は1ドル85円以上で取引されている。一方で日経平均株価は下落した。実態はどうであれ、トヨタ自動車やキャノン、ソニーのような輸出産業に経済が牽引されていると信じられている日は、円安になれば株価が上がり、円高になれば株価が下がる、ということを繰り返してきた。日経平均株価とドル円レートはきれいな逆相関を描いていたのである。しかし311以降、この関係が崩れ始め、今日はまさに逆になった。つまり円が売られドルやユーロに対して安くなり、同時に日株も売られ安くなったのである。 出所:Yahoo!ファイナンス等から筆者作成 311以降の日経済は供給側が制約になりつつある。首都圏の電力不足により多くの工場が稼働をストップさせている。もちろん地震や津波で直接の被害を受けた北関東・東北地方の工場もまだ回復していない。自動車産業をはじめ、日の製造業は複雑なサプライチェーンに

    円安で株価が上昇しなくなった
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