25分、45分、52分とゴールを決め、ハットトリックを達成したファンペルシ。前回のオリンピアコス戦ではチームメイト批判で騒動を起こしたが、汚名返上の大活躍となった。 マンチェスター・ユナイテッドにとって、オリンピアコスとのCL決勝トーナメント1回戦第2レグは、8強入り以上に「今後」を懸けた一戦だった。 国内では無冠がほぼ決定的。そればかりか、直前のリバプール戦惨敗(0-3)で、プレミアリーグでのトップ4争いからも脱落とみなされていた。いかにサー・アレックス・ファーガソン前監督の人選とはいえ、ファンの間でも後任のデイビッド・モイーズへの不信が高まる一方。スタンドから『選ばれし者』というモイーズ歓迎の横断幕を外すべきだとの声も上がった。 オリンピアコス戦でのパフォーマンス如何では、昨夏に6年契約で就任した新監督の進退が、今季中に問われる事態すら考えられたのだ。 そして迎えた、3月19日の大一番