水俣病不知火患者会は25日、熊本県津奈木町で、2015年新春総決起集会を開きました。「ノーモア・ミナマタ第2次訴訟」の原告・弁護団、支援者ら450人が参加し、「すべての水俣病被害者救済への道筋をつける飛躍の年に」とする集会宣言を採択しました。 開会あいさつで大石利生会長は「第2次訴訟」が新潟、東京、大阪、熊本の各地裁で行われ、たたかいは全国に広がっていると報告。現状については、「救済を待つ被害者の体調は日に日に悪化している」と述べ、「問題の解決と早急な治療の実施など、救済を他の被害者団体とも協力して求めたい」と訴えました。 大阪府東大阪市からかけつけた近畿原告団の小野智恵子さん(67)=熊本県八代市出身=は「生家の鮮魚店は被害の広がりで小学3年の時に廃業。その後、家族はバラバラで暮らした」といい、「(加害企業)チッソは健康だけでなく、家族の幸せまで奪った」と話しました。 参加者は「団結ガン
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