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ブックマーク / tomcot.hateblo.jp (10)

  • 2007-10-10

    「マルメロの陽光」を観て以来、絵が描きたくて仕方がない。けどまともな道具もなければたいした腕もない。ちょうど昨日読んでたフローベールのなかに、「ドン・キホーテ」の押絵に色を付けて遊んだことを回想する記述が出てきて、それだ!と思いやってみた。ギュスターヴ・ドレの絵をプリントアウトして、手元にあった簡単な水彩のセットと蜜蝋クレヨンでぬり絵。モノクロフィルムに彩色したみたいになった。できはともかく、ただ眺めてるよりも絵の細部がよくわかるので、これはよいと思った次第。 http://fr.wikipedia.org/wiki/Image:Don_Quixote_8.jpg ポンピドゥーではなくてシネマテークで、100人の子どもたちに囲まれて。おなじ子どもでもパリの子どもは都会っこだしあんまり子どもらしくないと思ってたけど、とても感動的な時間を過ごしてしまった。 キアロスタミも最高。大きく映る子ども

    2007-10-10
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    nobody 2007/10/12
  • 2007-09-07

    戻りは1人でした。成田より飛び立って香港経由でCDG。巨大な空港のなかでも今までで一番地味なところに飛行機が着いて、RERで北駅まで出て、パリのわが家へ。すっきりした部屋の姿をみて、東京の実家と比べたら余計なものが限りなく少ないこの部屋の有り難さを噛み締める。せっかく部屋がきれいなので、荷解きしてシャワーを浴びて洗濯もさっとすませた。冷蔵庫がからっぽだから、あとでバターからなにから買いにいかないと。 きのう夕方、佐藤さんの近況を話してくれたばかりだった友人に、成田の搭乗口から電話をかけ、訃報を伝えた。涙が止まらなかった。 まだとても信じられず、どう受け止めていいか、途方に暮れています。 …私が佐藤さんに出会ったのは、アテネフランセで佐藤さんが「ドキュメンタリー映画の地平」の特集上映をした時のこと。 http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule

    2007-09-07
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    nobody 2007/09/08
  • ■ - tomcot’s diary

    だいぶ慣れてリラックしてきた分だけ体につかれも出てきたので、今日はのんびりと。 「ベルイマンの監督術」という番組をビデオで見ていたら3回寝てしまいあんまり見れなかった。そのあと同じビデオに続けて入っていた「美の巨人たち」のアジェの回と、「情熱大陸」のニノの回はちゃんと見れた。 「情熱大陸」を見て、「硫黄島」の西郷は、ニノだ、と思った。なんてこった。最初から彼以外にはあり得なかったんだな、と。アメリカの外でさえ、そんな俳優との奇跡的な出会いをあっさりしてしまうのが、「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」を撮った2000年代のクリント・イーストウッドの凄まじさだ。 今日、大江健三郎が自決について語った言葉を朝日新聞の切り抜きで読んでいたときにも、ああやはり、そんなことだからこそ、「硫黄島」は何度だって観られるべき映画だな、と思ったのだけど、そうは言っても、あのニノの西郷を観るた

    ■ - tomcot’s diary
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    nobody 2007/08/22
  • サンリス、シャンティ/パリ近郊日帰りの旅 - tomcot’s diary

    ネルヴァルの「アンジェリック」で主人公が調べものをしに訪れ、「シルヴィ」でもその名が登場したサンリスという街へ行ってきました。 サンリスには鉄道が通っていないため、パリ北駅からシャンティに行ってそこからバスで向かいます。全部で1時間ほどの道のりですが、ついた先はローマ時代の建造物と中世の建築ののこされた歴史の深い街でした。 紀元前3世紀に作られたという壁がぐるりと囲む旧市街の中心には、巨大なゴシック建築の教会。その周りに広がる石畳の道と石造りの家。路上に駐車されている車と道路標識を取り除いてしまえば、中世からほとんど変わらないのではないかと思わせる街並が続いていました。 街のところどころで、壁にくりぬかれた穴のなかに聖人たちが立ってるのを見かけました。これは自分の首を抱えるサン・ドニです。 街のはずれの方にはひっそりとネルヴァル広場もありました。が、駐車場として使われている場所でした…。

    サンリス、シャンティ/パリ近郊日帰りの旅 - tomcot’s diary
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    nobody 2007/08/10
  • 2007-08-01

    ガストン・モドを観にポンピドゥへ行ってきまあす。と言って出かけたら、ミッチには映画を観に行ったと思われた。けど観てきたのはモディリアーニの絵でした。今常設展に出ている作品の中にちゃんとあってよかった。 ついでに企画展「Airs de Paris」も覗く。ポンピドゥ30周年の企画と思われる。細かいコンセプトのある展示なのだけど、ちゃんと読んでないので省略。 http://www.centrepompidou.fr/Pompidou/Manifs.nsf/AllExpositions/EDA9BD60C0D898F5C12571920045CEE6?OpenDocument&sessionM=2.2.1&L=1 会場の空間設計はカールステン・ヘラー(テートモダンの滑り台のひとね)だった。あまり広くはないスペースを細かく区切ったところに、斜めにスリットが入っていて、それだけで見通しが全然違う。展

    2007-08-01
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    nobody 2007/08/03
  • 2007-07-15

    旅の話はまた少しずつと思っていますが、これだけはということを挙げると、 パリ北駅発ベルギー経由オランダ行き特急列車タリスの1等車で次から次へと出てきたべ物が、なにもかも最高だった。SNCFのサイトに出ていたディスカウントチケットで2等車の4割引の値段で乗れた上、この贅沢! いるだけで幸せ気分になれたアムステルダムをトラムで行ったり来たり。以前訪れた時よりもぐっとのんびりした街になっていた。 そのアムスに7月7日にオープンしたてだった、夢の市民図書館。なんだか魔法みたいで大興奮。最上階のカフェテリアも素晴しい。 震撼のゴッホ美術館。ああ!! ユトレヒトのブルーナ美術館。むかしの装丁仕事も素敵だけれど、やはりその後の絵の世界あってのブルーナだった。感激。 外見のみの見学でしたが、ついに物!リートフェルトのシュローダー邸。その周辺の住宅街がやたらに素敵だったことも、静かに衝撃でした。 そし

    2007-07-15
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    nobody 2007/07/17
  • Red hot chili peppers@Parc des princes, Paris - tomcot’s diary

    生還。 いろんな意味で戦いだった。 待った甲斐は、あったね。涙。 気合いで、スタンディングの一番前で観たよ。 とは言っても、右も右のコーナーキックの角あたりだったけど。 夜中になってしまったので、詳しくは、明日。

    Red hot chili peppers@Parc des princes, Paris - tomcot’s diary
    nobody
    nobody 2007/07/07
  • 2007-06-14

    今日のシネマテークでは1日かけて、スタジオエクレールに関する研究発表やトークがあったので、午後だけ行ってみました。私の聞き取りレベルがいまいち(やっぱりまだだめか…)だったので詳しいレポートは割愛しますが、1人30分ほどの持ち時間で、思ったほどマニアックな話が出ている風でもなかったと思う。こういう会は新生シネマテークでは初めてのことだったらしく、自前の立派な設備を活かして滞りなく進行する様子が見れたのはよかった。カメラやフィルムの話が出たところでは、シネマテーク所属の歴史研究者ローラン・マノーニ氏(とてもとてもまじめそうな方)が、4月に東京であった国際フィルムアーカイブの会議の時の話をちらっとしてました。 そんなことより私はベルフェゴールに夢中です。原作、置いてないかなとのぞいたシネマテークの屋さんにちゃんとあってレジに持って行ったら、レジのおじさんも、うしろに並んでいたおばあさんも、

    2007-06-14
    nobody
    nobody 2007/06/16
    ここでいう今度の土曜日とは2007年6月16日, つまり今日のこと.
  • 2007-04-04

    昨日のテスト、20点中20点だった。うわお。けど明日もまた別のテスト。今度はずっとややこしい。こうなったらいい点とりたくなるのが人の性。そして午後には模試を受けてた試験の番。苦行だ…。 学校の後ポンピドゥーへ移動。映画の時間まで図書館でしばし勉強。初めて使ってみた。美術館の側と同じように天井が高くて広ーい空間に結構たくさんの人がいるのに、とっても静かでそれが面白かった。そしてとても集中できた。ベルリンの図書館(「ベルリン天使の詩」に出てくる)で勉強するのが夢だったけど、ポンピドゥーで勉強するのも素敵だ。 ちょうど歌舞伎を観に出かけたときに北駅であった事件。 http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/070329-133240.html 場所はおもいきり私の通学路。次の日あちこち壊れててあららと思ったら、こんなに大規模な話だったなんて。北駅はふ

    2007-04-04
    nobody
    nobody 2007/04/05
  • ■ - tomcot’s diary

    「カイエ」を返してくれた先生が、次に観るべき映画はリベットだよ!と言っておりました。今度は積極的に観に行く予定のものでよかった。ジャンヌ・バリバールが出ている最新作。ギョーム・ドパルデューを久々に観られるのがとても楽しみなのです。 その「カイエ」に「Lettres du japon」というタイトルで前号の「硫黄島」特集に対する反応が載せられていて、おおこれは一体誰からの手紙じゃ、と思って名前を見たらShigehiko Hasumiとあってぬわんだと思いました。 学校の後、IKEAへリベンジ。必要なものをあれこれそろえたらぎりぎり2人で運べる量だった。窓際ソファのカバーを新しくできたのが、こんなに違うのかってぐらい嬉しい。また今日から新生活気分だ。

    ■ - tomcot’s diary
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