1.消え去った異物、妖怪たちの展覧会 現在、妖怪幻獣百物語という展覧会を大阪でやっていて、二部構成の展示になっている。第1章が「妖怪世界へのいざない」ということで、室町からはじまる百鬼夜行の絵巻や江戸期の妖怪錦絵がふんだんに見れる。第2章は「幻獣 河童や人魚たちの世界」ということで、烏天狗や人魚、鬼猫、件*1 他、数々の幻獣ミイラが確認できる。 <妖怪展>妖怪幻獣百物語 妖怪幻獣百物語 | Facebook 展示物の多くは、妖怪資料の収集家・研究家として有名な湯本豪一氏のコレクションである。百鬼夜行、頼光と土蜘蛛、頼政と鵺の版画など、日本人の構図力、造形力が、息をのむほど素晴らしい。鬼太郎、ポケモン、モンハン、モンスト、妖怪ウォッチ、現代まで脈々と続く妖怪ワールド。この展覧会で、妖怪市場がしばらく枯渇しないだけのリソースが充分にあることが分った。 湯本豪一氏のコレクションは、『今昔妖怪大鑑
![異物が排除される社会の再編集は可能か - アーキペラゴを探して](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/795f05de156c2cd291ab618a2e32116c547ea061/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fn%2Fnobujirou%2F20141120%2F20141120230245.jpg)