以前勤めていた会社は、言い訳のプロや謝りのプロで満ち溢れていた。 反発心から、言い訳のプロや謝りのプロには決してならないでおこうと誓ったものだ。しかし、1900年代ののんびりしたビジネス環境とは違って、弱肉強食の2000年代は、仕事を覚えるより前に、言い訳や謝りを覚える必要があるかも知れない。 ある若者がミスをした。その若者を仮にS君としよう。そのS君を指導する立場ということで、何故かぼくが謝りに行かされた。言い訳や謝りは、最も苦手とするところで、かなり困ったなと思った。先方へ謝りに行く途中、駅のキオスクで、藁をも掴む思いで、参考となる本を、むんずと掴んだ。 『できる大人のモノの言い方大全』という本だった。ぶ厚い。荷物を持つのは嫌いだがこの際仕方ない。 『できる大人のモノの言い方大全』で謝り例を丸暗記 行きの電車で、謝りの部分を丸暗記し、先方に出向いた。部屋に入ると、先方の怒りはすでに頂点
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