角川グループホールディングスは、グループ傘下の出版社から発行された書籍を「Google図書館プロジェクト」の対象外とし、検索結果に表示させないことでグーグルと合意。その作業を開始したと発表した。 Google図書館プロジェクトでは、グーグルが提携した図書館(日本では慶應義塾図書館が参加している)の蔵書をデジタル化し、Googleブックスに登録。著作権が失効している場合や、出版社・著者の許可がある場合は全体表示や限定プレビュー、それ以外の場合でも「スニペット表示」と呼ばれる書籍の抜粋や文章の一部を表示するサービスを提供している。 発表にあたり、角川グループ内で電子書籍配信事業を推進している、株式会社ブックウォーカーの代表取締役社長 髙野 潔氏、同常務取締役 安本洋一氏が説明を行なった。 今回の合意に至る過程として髙野氏は、角川グループとグーグルとの間では長年にわたって、日本の出版文化や出版ビ