重さや位置の感覚といった固有感覚の共有により、能動的かつ臨場感のある体験共有を可能にする「ボディシェアリング」。大学での研究教育活動に取り組みながら、ベンチャー企業の創業者として事業化も進める玉城絵美・琉球大学工学部教授に、同技術の現在地と将来像、そしてイノベーターの条件について聞いた。 by Noriko Higo2022.07.26 23 4 MITテクノロジーレビューが主催する世界的なアワードの日本版「Innovators Under 35 Japan(イノベーターズ・アンダー35ジャパン)」が、本年も開催される。8月15日まで、公式サイトで候補者の推薦および応募を受付中だ。 本年度の審査員の1人である玉城絵美氏は、手の動作を制御する装置「PossessedHand(ポゼストハンド)」を開発し、人工知能(AI)、ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の分野で研究を進め