本作はいわゆる既存のアニメとは違う座組で作られており、日本的なアニメに見慣れているとテイストが違いすぎるため、最初は戸惑うのではないかと思う。 制作を担当するP.I.C.S.(株式会社ピクス)はSFテイストの歴史ドラマ『タイムスクープハンター』(NHK)やSEKAI NO OWARI等のMVを制作している映像制作会社。脚本を担当した此元和津也は漫画『セトウツミ』(秋田書店)の作者でテレビドラマ『ブラック校則』(日本テレビ系)の脚本家としても知られている。 低いテンションで喋る覇気のない会話劇のおかしさが此本作品の特徴で『オッドタクシー』でもボソボソ声の会話劇は健在だ。ちなみに収録は、先に声を収録してからアニメに起こすプレスコで録られている。 声優、俳優、お笑い芸人といったジャンルの違う演者が多数集まっている本作だが演技の統一感があるのは、プレスコだからではないかと思う。 「なんで白か黒で答