4月12日、ショイブレ独財務相はECBの低金利政策が国内銀行と年金生活者に大変な問題を引き起こしているとの認識を示した。写真は昨年11月撮影。(2016年 ロイター/ Hannibal Hanschke) [ベルリン 12日 ロイター] - ショイブレ独財務相は、欧州中央銀行(ECB)の低金利政策が国内銀行と年金生活者に大変な問題を引き起こしており、欧州統合に向けた有権者の支持を損ねる恐れがあるとの認識を示した。ロイターのインタビューに応じた。 財務相は「低金利政策がドイツ金融界全体にとり大きな問題になっていることは議論の余地がない」と指摘。また年金暮らしの人々にも影響するため、「これは必ずしも、ドイツ国民が欧州統合を信頼する心構えを強めることにはならない」とした。